SHE is…
ブランド名 BELL-DA ジャンル 病院探偵アドベンチャー
発売日 2000.08.04 定価 \7,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 494.9MB、CD-DAなし
原画 穂積貴志 シナリオ 鮎川秀人、観楽唐々
音声 女性のみフルボイス、AYA、芹園みや、井村屋さくら、原千秋、前田いく、南雲涼
インタフェース ほぼキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 20箇所 あり(1曲、ED)
おまけ CG鑑賞モード、Hシーン鑑賞モード、音楽鑑賞モード、新作紹介
対象属性 看護婦、純愛、探偵物、謎解き、赤髪、ポニーテール、ストッキング、パンチラ、
ボブカット、ストレートロング、病弱、眼鏡っ娘、女医、白衣、ショートカット、人妻
1プレイ時間 6〜10時間 お奨め度 6

レビュー
「新らしい移動方式の採用! 移動場所の多いアドベンチャーゲームは
移動が大変! 「SHE is …」移動方は移動場所のサムネイルと手帳の
タグを使用してすばやい移動が出来るようになっています。」
…えー、全然素早くないです(^^; つーか、「新らしい」って何?(^^;


インタフェースはキーボード操作OK。…まあ、タイトルメニューでは
キーボードは効かなかったりするのはご愛敬(笑)

描画はウインドウ・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快で
いいですね。ただ、メッセージ表示速度の調整はなくて、最初から瞬間
表示です。
# 私はこれでいいんですけど、流れを重視する人にはダメかも(^^;

セーブ箇所は20箇所。セーブはほぼ随時可能ですが、移動場所選択時
には行えません。ロードは随時可能です。


システム的に特筆すべき点は、セーブデータがCドライブのルートに
BELLDAというフォルダを勝手に作成してそこに保管されることかな。
…インストールフォルダに入れよーよ(^^;

あと、フルスクリーンで起動していても、再起動すると自動的にWindow
モードで起動される所かな。…覚えておいて欲しいな(^^;


話の方は、凄腕の探偵である主人公が、病院院長のスキャンダルを
暴いてくれと依頼を受けて10日間患者として入院し、捜査をする話。
しかし、この主人公、凄腕の探偵とか言いながら、ネームプレートが
付いているのに気付かず名前を聞くわ、自分の病室間違えるわ、人の
名前覚えないわで、どこが凄腕の名探偵なのか分かりません(^^;
そのせいで、展開もあまり緊迫感がありません(^^;


プロローグが終わるとオープニングが流れます。
歌はなしの曲のみ。絵の方は基本的にキャラクター紹介ですね。
…あれ? 主題歌ありじゃなかったっけ? もしかしてエンディング?


システム的には移動場所選択&選択肢決定型のアドベンチャー。
病院内で聞き込みや捜査をして、重要そうな証拠(そうでないのも
多いけど(^^;)をファイリングして、依頼主である先生に報告します。
そのとき、どれを報告するか選択できるんですが…どうせ全部報告する
でしょ(笑) ただし、1日に集められる証拠の最大数は決まっているので、
いらんもんばっかり集めていると大事な証拠がファイルできない可能性も
ありますので注意が必要です。まあ大丈夫でしょうけど(笑)

ちなみに、これがシステム的な特徴の「DETECTIVE FILEING SYSTEM
(略して、DFS)」らしい。意味があるのかどうかは甚だ疑問(^^;

ここで問題なのが、1日の行動に制限がないこと。つまり、調査結果を
報告に行かない限り、いくらでも行動が出来てしまいます。
なので、自分で「今日はここまで」と区切らないと、永遠に続きます(^^;
あちこち歩き回っているとけっこーイベントが起こるので、どこで
区切りを付けるかの見極めはかなり難しいです。
まあ、何か情報をつかんだら、とりあえず報告に行く…というのが
一番いいのかも知れませんが。
有効な情報を報告すると、次の日に進みます。

そしてもう1つ問題なのが、移動場所に誰がいるかの表示がないこと。
移動場所は全部で20箇所以上あるので、それを闇雲に歩き回って
情報を見付けるのは、はっきり言ってすっげー大変(^^;

せめて誰かいるところには印を付けるとか、何か工夫が欲しいところです。
もっとも、そうすると探偵っぽくなくなってしまうかも知れませんが…。
# まあ、元々あんまり探偵っぽくないけど(笑)


あと、システム的な特徴と言えば太田式股間観察システムかしら。
これは入院患者である太田は股間研究家(笑)で、女性の股間を見ると
キャラと院長の関係が明らかになり、その後のストーリー展開に影響が
出るらしい(^^;
…こんなヤツに左右されるストーリーっていったい…(^^;


絵の方は…まあそこそこ。忍萌え。
美砂も元気でいいけどねっ☆(爆)


ゲーム期間は10日間。その間に院長のスキャンダルネタを掴めばOK。
…てゆーか、ネタを掴まないと次の日に進めないので、嫌でも何か
ネタを探さないといけないんですけどね(^^;

ワンプレイは…6〜10時間ぐらい? ごっつい幅がありますが、これは
どれだけうまく情報を見つけだすか次第だからです。ちなみに私は
8時間ぐらいかかりました(^^;
# しかもマルチエンドなんですよねぇ…(^^;

まあ、2回目のプレイからはどこで情報が手に入るかだいたいわかって
いるのでさほど問題ないでしょうけど。
てゆーか、シナリオの分岐は5日目ですし。


で、お奨め度としては…古き良き移動場所総当たり型のアドベンチャーが
好きな人にはお奨め。なんかもうモロ探偵物って感じです(笑)

ただ、基本的に情報を聞き出してそれを報告するだけですから、あまり推理
要素はありません。どちらかというと恋愛要素の方が強いのですが、ちょっと
それにしては恋愛に入ってからのシナリオが短いかな。

逆に、最近のお手軽なゲームに慣れてしまった人には全く向かないでしょう。
かなり地道にあちこち動き回って情報を収集するという作業が必要になって
来ますので、きっと途中で挫けます(笑)
# 実際、私も1度挫けましたし(^^;

ちょっぴり推理要素を盛り込んだ純愛ストーリーを楽しみたい人にはお奨め
できるでしょうか。ただ、純愛ストーリーを楽しもうとしても、ストーリーに
辿り着くにはあっちこっち動き回って情報を集める必要があるため、ちょっと
感情移入はし辛いかも知れませんね。勿体ないかも。


最後に。今どきあんな恋文はないだろう(笑)



ロビーに戻る  レビュートップに戻る