マッドサイエンス・ラヴ
ブランド名 GAZELLE ジャンル 恋愛戦闘アドベンチャー
発売日 2001.08.03 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(154x216x32mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 218.5MB、CD-DAなし
原画 こうのゆきよ シナリオ みきのゆう
音声 あり、
花芽原れんげ、咲ゆたか、神無月ほのか、Yuki-Lin、深井晴花、みる、夕城粧子
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 120箇所 なし
おまけ グラフィック鑑賞、シーン鑑賞、音楽鑑賞
対象属性 学園物、ピンク髪、ツインテール、ドリル、サイボーグ、体操着、ブルマ、猫耳、肉球、
尻尾、オーバーニーソックス、ショートカット、ボクっ娘、銀髪、カチューシャ、幼馴染み、
おにいさま、黒髪、ストレートロング、リボン、アンドロイド、金髪、ボブカット、眼鏡っ娘、
ヘアバンド、白衣、赤髪、ポニーテール、くノ一、忍者、両性具有、ふたなり、レズ
1プレイ時間 1時間強 お奨め度 6

レビュー
概要
知り合いから向日葵学園の格闘コーチ役を頼まれた主人公。
しかし主人公が任されたのは科学部。そこにマッドサイエンティストと
改造人間の少女達がいた。この少女達を指導し、科学部の技術を太田黒塾の
魔の手から守れるか!? …という、恋愛戦闘アドベンチャーです。
システム
インタフェースはややキーボード可。メッセージ送りや選択肢決定は
キーボードで可能で、各種メニューを出すのもショートカットキーが用意
されているのですが、タイトルメニューや各種メニュー内はキーボードで
操作できなかったりします。ちょっと詰めが甘いですね。

メッセージスキップは未読/既読判別を設定で変更可能です。
ただ、スキップはメニューからしか出来ないのがちょっと不便かも。

バックログも搭載で、メッセージ周りはほぼ満足。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方も比較的軽快。

セーブ箇所は120箇所。…充分すぎ(笑)
セーブ/ロードは随時可能です。


システム的には見回りをするキャラクター選択と、戦闘が発生した場合は
コマンド選択となります。

まず4人いるキャラクターの中から誰に見回りをさせるかを選択肢(複数
選択可)、休んでいる(選択していない)キャラクターとの通常イベントが
発生した後、見回りをしているキャラが敵を見付けて戦闘となります。

見回りをすると体力が減り、休むと回復します。
レベルが上がると体力が増え、戦闘時に新たな技が使えるようになります。

各キャラクターには信頼度と愛情度の2つのパラメータがあり、戦闘を
することで信頼度が、通常イベントで愛情度が上がるようです。

休んでいるキャラの中でどのキャラのイベントが発生するかはその時の
パラメータに左右されるようですね。パラメータの最も高いキャラの
イベントが発生するようです。

見回りをしているキャラの中でどのキャラが吹きを発見するかも同様に
パラメータで決まっているようです。

ですので、通常イベントを起こしたい場合は他のキャラを全員見回りを
させて、戦闘イベントを起こしたい場合はそのキャラだけに見回りを
させれば確実ですね。

ちなみに、土日は見回りはお休みです。
相手も学生だから土日はパトロールしなくていいらしい。
…律儀な悪役ですね…(^^;
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り

水城優香梨。サイボーグ。ドリル娘(笑)

杜たまき。ネコ人間。動く物を見るとじっとしていられない。

飛鳥忍。気の強い空手娘。

ライザ。アンドロイド。バルカン砲で峰打ちが出来る素敵な女の子(笑)
ちなみに、ファンネル飛んでます(笑)
# 太郎と次郎らしい(^^;

高屋真理子。平気で人間を改造するとんでもない博士(笑)
まさにマッドサイエンティスト(^^;

佐伯静花。主人公の幼なじみで、主人公のことをお兄さまと慕う。

右京。太田黒塾の忍者。

千夏。忍ラブラブのずーれーな女の子(笑)


絵の方はなかなか可愛らしくて良いですな。
ちょっぴり塗りがチープっぽく見えるところもあったりしますけど(^^;、
まあ特に問題ないレベルだとは思います。
というか、朱雀萌え(爆) ←ちょい役です(^^;

戦闘時には技を出すときにちょっとしたアニメーションがあるのですが、
それがなかなかいい味だしてます。
ドリルタイフーン、わけわかりません(笑)

音声の方はキャラクターに合っていていい感じだと思います。
ライザの「きゃあ、ネコかわいい!」は破壊力デカすぎ(^^;


音楽の方は、全く印象に残ってません(^^;
戦闘の時なんかはそれなりに盛り上げてたなぁ…ぐらいしか…。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、女の子を鍛えながら(ほとんど実践指導ですが(^^;)、
徐々に仲良くなっていく…という単純明快な内容。

序盤は基本的にコミカルに話が進んでいきます。
てゆーか、最初はいきなり無茶苦茶な設定を突きつけられるので、
その余韻か内容も無茶苦茶です(笑)

ドリルは男のロマンらしい。てゆーか、真理子先生、あんた、女だろ(^^;
「真理子さんって、ひょっとしてすごいオタクじゃないだろうか」(笑)

優香梨はパラボラを手に入れた! 『毒電波』の技を覚えた!(笑)
# パラボラも男のロマンらしい(^^;
##「ああ、すてき☆」…真理子先生っていったい…(^^;


そして、話が進んでくると女の子の抱えた悩みが出てきてちょっぴり
シリアスな展開も出てきて、最後はちょっといい話で締めるという、
まあお約束ではありますが安心してプレイできる展開ですね。
途中、さりげなくイタい話もあったりするんですけどね(^^;

ラストはなかなか爽やかで綺麗にまとめてあって、プレイ後は清々しい
気持ちになれますね。なかなか良かったです。


ただ、大きな問題が1つ。話短すぎ(笑)
後で述べますが、プレイ時間、無茶苦茶短いです(^^;
はっきり言って、あっという間に終わってしまいます。
なので、最後の方に1回盛り上がりがあって終わりという感じの、
ちょっと物足りなさを感じる内容になっています。

しかも、優香梨に至っては、最後の方全くイベントが起こらなくなり、
ボスと戦うところまでお当番もなかったので「攻略失敗!?」と思ったん
ですが、どうやらクリア出来ていたらしい(^^; イベント薄すぎ…。
プレイ時間・難易度
ゲームは5月7日から始まります。ゲーム期間は約50日。

ワンプレイは1時間強。かなりお手軽です。

さらに、ヒロインは4人ですが、基本的に2人1組で進めた方がクリアしやすい
ため、並行して進めることになり、1回のプレイで2人のイベントをほとんど
見ることになります。1人をクリアした時点でもう1人はほぼ全てのイベントを
見てしまっているので、スキップを使えばすぐにクリアできます。

これを2組4人分やればコンプリート出来てしまうので、すんなりいけば3時間も
あればコンプリート出来てしまいます(^^; ちょっとあっけないよ…。

難易度は比較的低め。狙ったキャラともう1人を交互にパトロールさせて、
要所は狙ったキャラで締めるようにすればクリアできます。
コツさえ掴んでしまえば簡単でしょう。
ちなみに私は、ファーストプレイでは見事に誰とも結ばれずに終わって
しまいましたが(^^;
# 要所を外した(^^;

あと、普段の戦闘は力押しでなんとでもなるのですが、最後のボスだけは
異常に強いので、戦う前にセーブはしておきましょう。
はっきり言って、能力上昇の技を使われてしまったら、よっぽどのことが
ない限り勝つのは不可能な気がします(^^;
なので、相手が能力上昇の技を使わないことを祈りつつ戦いましょう(笑)
まあ、3回に1回ぐらいは勝てると思います。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽恋愛ゲームが好きな人にはお奨め。
非常にプレイしやすく、難易度も低いので気軽にプレイできます。
ただ、いくらなんでもお手軽すぎな気もしますので、そのあたりは念頭に
おいておく必要があるでしょう。

話は短いながらもテンポがよくてなかなか楽しめますし、ドリルや猫耳、
アンドロイドなど属性も満載。キャラクターも魅力的で、設定もそれなりに
しっかりしている。作品としてはなかなかまとまっていると思います。

唯一絶対の欠点はその強烈なボリュームのなさだけでしょうね。
それに目をつむれる人になら、それなりにお奨めは出来ると思います。
せめてもう少しボリュームがあればねぇ…。


最後に。博士の特許による向日葵学園への収入、昨年の実績で23億6231万
4501円…その1円が凄く気になる…(^^;



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