メタモルファンタジー
ブランド名 Escu:de ジャンル メタモル育成ADV
発売日 2001.11.22 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(170x234x43mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 INSTALL DISC1 : 462.2MB、CD-DAなし
INSTALL DISC2 : 454.0MB、CD-DAなし
GAME DISC : 1.0MB+CD-DA=558.6MB、CD-DA23トラック
原画 光姫満太郎 シナリオ 籐太
音声 フルボイス、比未子、しまだかおり天天、春野萌、紬叶慧、あさり、森山葵、伴風太、
甘美、若宮亮、桜ノ宮天馬、須藤彦一、百空丸、SHIN、征十郎、武島あや、美留、
川崎賢悟、朝咲そよ、1t亀井、西原優至、ひなみ、まっくす金子、炎、川奈水影、若、
花吉、山口恭平、加湿器、菫娘、井戸堀宣雄、籐太
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 99箇所 あり(1曲、OP)
おまけ CGモード、シーン回想モード、音楽モード、スタッフルーム
対象属性 魔女っ娘、純愛、陵辱、触手、学園物、赤髪、ストレートロング、リボン、妖精、青髪、
長耳、エルフ耳、羽根、黒髪、眼鏡っ娘、ボブカット、触角娘、中華娘、おだんご頭、
眼鏡っ娘、ピンク髪
1プレイ時間 6〜10時間 お奨め度 8

レビュー
魔女や妖精や奇妙な生き物達が共存する魔法の世界、アンゴルノア。
主人公のハタヤマは一見ぬいぐるみにしか見えない謎の生物。
人間になる魔法を使いこなせるようになるために魔法学院に転校してくる。
そこでハタヤマはあらゆる生き物に変身できる禁断の闇魔法に出会い、
さらに魔王復活を企む闇魔法学会が出てきて、果たしてハタヤマの運命は?
無事に人間になれるのか? てゆーか魔女っ娘萌え? …という話(笑)


まずインストール作業ですが、カスタムインストールでどのキャラの音声を
入れるかを選択することが出来ます。
その案内が各キャラクターの音声で用意されていて、インストーラだけでも
結構楽しめちゃったり(笑)
「折角遊ぶのだから、ハードディスクの容量なんか気にしないで、フル
インストールした方がきっと楽しいのだ」…うんっ、そうだよねっ☆
ということで、フルインストールなのだ(^^)
…ぐはっ、容量足りなかったのだ〜(^^;
とりあえずいらないファイルをせこせこと消して、再インストール。
# 「入れて」(爆笑)
##ルシフェル・ナナリ、素敵すぎです(笑)


そして、ゲームを起動してそのままほったらかしておくと、オープニング
アニメーションが流れます。絵の方は基本的には静止画のスクロールが
主で、若干局部アニメーションが入っているという感じでしょうか。
それほど派手な印象はありません。…が、絵が綺麗〜(T_T)
本編中の絵を持ってきたものも多いようですが、ゲロ萌え〜。
めちゃめちゃ私好みで、やる気まんまんです(笑)

歌の方は…もっとハイトーンの可愛らしい歌でも良かったのでは?(^^;
なんか、やたら渋い感じがするんですけど…。
まあ、曲としてはそんなに悪くないと思います。いまいちインパクト
薄いですけど。


インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
ゲームのシステム上仕方ないかも知れませんけど、ちょっと寂しい(^^;

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。
ただ、戦闘シーンは特殊効果のスキップが出来ないのでやや重めかも。

セーブ箇所は99箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
全選択肢でセーブしても大丈夫なぐらいの数ですね(笑)
これだけあれば充分でしょう。


キャラクターは以下の通り。

フィリア・カーネリアス。魔女っ娘科の学生。カーネリアス姉妹の姉。
優しく大人しく丁寧ないい娘。
# かつ、魔法のほうきを居眠り運転する器用な娘(笑)
##さらに、ほっとくと一日中でも寝る(笑)

ビビアン・カーネリアス。魔女っ娘科の学生。カーネリアス姉妹の妹。
明るく元気で実は天才。貧乳(笑)

趙鈴鈴。魔女っ娘科の学生。中華娘。乱暴粗暴洗濯板(笑)

ルシフェル・ナナリ。魔女っ娘科の学生。無口で物静か。

シルフェ。使い魔科の学生の妖精。
明るく元気でマイペース。目立ちたがり屋(笑)


絵の方は…むっちゃくちゃ萌え(爆)
私はこういうタッチの絵にキラキラ系の塗りが大好きだ(爆)
ということで文句なし〜。

でも、誰が萌えかと聞かれると、答えづらいですね。みんな萌えなので(爆)
強いて言うならビビアン萌え〜。僅差でフィリア。


声の方ですが、これもまたキャラクターにばっちり合ってますし、演技も
全く問題なしでいい感じ〜。
ビビアンの口調は最初かなり違和感を感じたのですが、速攻で慣れました。
むしろ、ハマりました(笑)

あと、特筆すべき点は、主人公以外はフルボイスで、どうでもいいような
雑魚キャラまで喋ります(笑)
ゲーム中でセリフ一言しかないようなキャラまでちゃんとキャストに掲載
されています(笑) つーか、キャスト多すぎ(^^; 書くの大変だったよ…。
# 中に製作スタッフの方のお名前が見受けられるのですが…(^^;


音楽の方も、基本的にはほのぼのとしてゲームの雰囲気に合った曲が多く、
シリアスなシーンの曲もばっちり盛り上げてくれますね。


システムの方は、移動場所選択型AVG&選択肢決定型AVG&メニュー
選択型SLG&コマンド選択型TBL…と、もはや何でもありです(笑)

まず、午前と午後にどの授業を受けるかを選択し、パートナーに誰を選ぶか
選択します。受ける授業によって上がるパラメータが変わってくるので、
効率よく授業を選択する必要があります。また、ストレスの値が高いと
育成に失敗することがありますので、たまにはサボってストレスを解消する
必要があります。

そして、昼休みや授業が終わった後はどこに移動するかを選択します。
各キャラクターがいる場所はほぼ固定なので、誰に会いに行くかを選択する
という感じですけど。

あとは会話の中で出てくる選択肢を決定しながら話を進めていきます。

話を進めていると戦闘が発生するのですが、そこではコマンド選択型の
バトルゲームとなります。これがなかなかゲーム性が高くて面白いのですが、
さすがに何度もやっていると飽きてきますね(^^;
スキップできないのはちょっと辛いかも。


ゲームの方は、主人公が人間になるために自分を鍛えていくという話なの
ですが…この主人公、無茶苦茶愉快なヤツです(笑)
# 「世界の危機を救うために愛のかけらを集めたり、みんなの夢や幸せを
# 守ったり、アイドルになってお金を稼いだりするのが魔女っ娘の仕事だと
# 思ってたよ」…パクってるパクってる(笑)
##魔女っ娘業界も就職難なんですね…(^^;

周りのキャラクターも愉快なヤツが多いので、話は基本的に明るく楽しく
コミカルに進んでいきます。
# この会話には一部犯罪行為が含まれています。決してマネしないで下さい(笑)
##「うるせぇ! ハレルノンは中止だって言ってるだろう!!」(爆笑)

サブキャラの中でも、特にお気に入りは主人公の母親かな。
「この家にはお前に食べさせるようなものはないよ!」…酷い家だ…(^^;
# 「お願いだから自首して」(笑)

あと、骸骨と堀田くんもステキです(笑)
# 世界が滅んでもネットさえ出来れば関係ない伊藤くん(笑)

そして後半、いきなりシリアスな展開を突きつけられて、そんな中でみんなと
協力しながらなんとか困難を乗り越えていき、その中で芽生える愛…と、
なかなか王道のくっさい展開が待っています(笑)

でも、シリアスなシーンはかなり引き込まれますし、ラブラブなシーンでは
ちょっとほろっとするような場面もあったりして、なかなかメリハリが利いて
いて面白かったです。まあ、基本的には明るく楽しい雰囲気ですし。

そして物語も佳境を迎え、ついに最後の敵との決戦!! ………勝てないよぅ(T_T)
育て方が悪かったのか、パラメータがMAXにはほど遠い状態で戦闘に入って
しまったため、攻撃してもほとんどダメージいかないわ、敵の攻撃は喰らうと
半分ぐらいHP削られるわ、自分のMPはあっと言う間になくなるわ…(T_T)
それまでサクサク進んでいたのに、ここで異常に手こずりました。
リトライすること数十回、ようやく倒したときは心身共に疲れ果ててました…。

そしてようやくエンディング………え!?それだけ!?
これだけ苦労して勝ったんだから、もっと、こう、エピローグをぐぐーっと
引っ張って盛り上げてとかないんですか?(^^;
いや、まあこの後3時間にも渡るエピローグとかやられても読む気力なくなってる
かもしんないけど(笑) でも、なんかうやむやのうちに終わった気がするよ…(^^;
# 他のシナリオですっきり解決しましたけど。


ゲーム期間は2ヶ月。1日ずつゲームは進んでいきます。

ワンプレイは6〜10時間。ちなみに私は初回プレイ10時間弱かかったの
ですが、そのうち最後の敵と戦っていた時間が3時間です(爆)
なので、サクサクと進めれば6時間程度でクリアできますね。

難易度ですが、最後の敵と戦うまでは簡単簡単〜とか思っていたんです
けど、まさか最後の敵でこんなに手こずるとは思いませんでした(^^;
何度か戦っているとパターンがわかってくるので何とか対応は出来るの
ですが、いかんせん自分の育てが悪いと思った魔法が使えないので
どうしようもないです…。

バランス良く鍛えていればそれほど難しくないとは思うんですけど、偏って
鍛えてしまうとかなり辛いでしょう。なので、難易度はやや高めで。

難易度を変えられるとか、リトライすると弱くなるとか、何か打開策が
欲しいところですね。育てが出鱈目でギリギリ試験をクリアできた程度の
パラメータで最後の敵と戦うハメになったら、勝つのは至難の業のような
気がするのですが…。そうなると最初からやり直して育て直すしか(^^;


お奨め度ですが、様々な要素がバランス良く盛り込まれたゲームですので、
かなり幅広い人にお奨めできるでしょう。
ただ、最後の最後でいきなりゲーム性が異常に高くなるので(^^;、ノベル
タイプのゲームに慣れきったゲーム性のあるゲームが苦手な人にはちょっと
辛いかも知れませんね。まあ、育成SLGが苦手な私でもなんとかクリアは
出来ましたから、よっぽどでないと大丈夫だとは思いますが。

あと、触手好きな方は是非。ほとんどのHシーンが触手です(笑)
ビバ! 触手!(爆)

ゲームとしてもなかなか楽しめますし、シナリオもメリハリがあって面白く、
笑いあり涙あり萌えありで、非常に良質なゲームだと思います。
心残りは、最後の敵が強すぎて、そこで時間をとられて折角のシナリオの
流れが阻害されてしまうところですね。盛り上がってきたシナリオが、この
戦闘で止まってしまって、その後の展開に今ひとつ感情移入出来なかった
のは非常に残念です。
これがなければお奨め度はさらに1点上乗せしたかも知れません。


最後に。「ロリータ! ロリータ!」(笑)
# 学会員A、いい味だしすぎ(笑)



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