うたかな
ブランド名 Prima ジャンル AVG
発売日 2002.06.07 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(154x218x32mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 ディスク1 : 453.0MB、CD-DAなし
ディスク2 : 24.5MB+CD-DA=295.6MB、CD-DA13トラック
原画 しかとみよ シナリオ 小沢伝七、永里しの
音声 あり、涼元みう、あかね、水尾まこと、柚葉麗美、金田まひる
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 36箇所 あり(1曲、ED)
おまけ 画像閲覧、場面再生、音楽再生
対象属性 学園物、ミステリー、陵辱、ボブカット、黒髪、赤髪、ポニーテール、リボン、体操着、
オーバーニーソックス、ブルマ、眼鏡っ娘、お下げ、巫女装束、ショートカット、後輩、
ヘアバンド、巫女さん、カチューシャ、ストレートロング、先輩、着物、レズ、和服
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 6

レビュー
概要
主人公はある日、街の片隅で不思議な少女と出会う。その少女は自らを
言霊使いと名乗る。後日、主人公の通う学園で奇妙な事件が起こる。
そこで主人公は不思議な落書きを発見し、言霊が関係しているのではない
かと思い、その少女を捜す。言霊使いである彼女と協力し、この学園に
巣くう邪悪な言霊使いの魔の手から、この日常を守らねばならないのだ!
……という話(笑)
# 一部誇張あり(^^;
システム
まずインストール作業ですが、あれ? どこかで見たことあるシステムだな…と
思ったら、これ、BLACK PAKCAGE系のシステムですね。Primaさんですから、
てっきりM.E.G.U.だと思っていたのですが。
まあ、私はBLACK PACKAGE系のシステムは好きですので問題なし(^^)

インタフェースはフルキーボード操作可。やっぱこうでなくちゃね(^^)
マウスカーソルの制御もあって、選択肢を決定した後に画面上にカーソルが
残って邪魔になることもなく快適。未読/既読判別スキップ、バックログ完備。
マウスでの操作も右クリックやホイールボタンに割り当てる機能を設定出来る
など、非常にユーザフレンドリーですね。
他にも細かい設定項目がたくさんあり、自分好みの設定が可能です。

ただ、マウスで操作するための操作パネルが画面下部に常に表示されている
のですが、はっきり言ってこれは邪魔です。目障りです。
右クリックでメニューを出すとか、画面下部にマウスカーソルを持っていけば
メニューが出てくるとか、そういう工夫が欲しかったところですね。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。
動画はマシンにインストールされているCODECによって変化するようですが、
基本は400x300なのかな? ちなみに、私の環境では最初オープニングムービー
を見ることが出来ませんでした。しょんぼり。仕方なく一度終了して設定を変えて
最初から始めると…あのー、プロローグはすっ飛ばされて、本編から始まって
しまうんですけど…。もう一度プロローグを見ることは出来ないんですか?(T_T)

メッセージは全画面表示のビジュアルノベルタイプです。
このメッセージ表示ですが、システムの軽さからは考えられない鈍重な表示。
メッセージが句読点毎に区切って表示されるため、非常にいらいらします。
BLACKPAKCAGEさんのシステムを使って、なんでこんなことになるかな……。
# 修正ファイルを入れることで、これは改善されます。11MBもあるけどなっ。

さらに、メッセージスキップが、場所によって非常に高速だったり普通に読む
のと変わらない速度だったりまちまちでちょっと……。いったいどういう
メッセージ制御してるんでしょうね……。
# 修正ファイルを入れることで、次の選択肢まで進めるようになります。
##11MBも以下略(笑)

セーブ箇所は36箇所。セーブ/ロードは随時可能。
若干セーブ/ロードは必要になるゲームかも知れませんが、数としてはまあ
これだけあれば充分かな、という感じ。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。というより、ノベルに近いかも。
選択肢の数もそれほど多くないですしね。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

汀真夜。言霊使いの女の子。無口であまり感情を表に出さない。
世界を狙えるデコピンを持つ(笑)

佐久間葵。主人公のクラスメイト。ボクシングに夢中。
主人公と親友の平助と葵の三人で一組、混ぜるな危険(笑)
短気で乱暴者で格闘家(笑)
# 「今日こそ撲殺決定。グッバイ、平助」(笑)
##「言い訳は、あの世でしな」(笑)

春日乃ハコ。執行部会長。全学生の名前を覚えているだの、実はこの学園に
三人存在するだの言われているらしい。変な上に天然(笑)
下の名前で呼んで無事だった人はいないらしい(笑)
# 「いや、巫女さんの格好がイヤだという訳じゃない。むしろエキセント
# リックで燃える」(笑)

伊藤由梨。後輩。学園の歌姫と称されるほどの歌唱力。
……なのですが、ゲーム中ではあんまり表に出てきませんね、この設定……。
主人公のことを先輩と呼んで慕ってくれる……のですが、これもあんまり
作中で活かされてないような(^^; いろんな意味で一番不幸な女の子かも。

八坂七海。言葉の喋れない女の子。感情もほとんど表に出さない。
なのに何故か主人公とは意思疎通が出来てしまう(^^;


絵の方はなかなか可愛らしい絵ですね。ただ、ちょっと表情に乏しい感じも
しますけど、まあこれは元々そういうキャラが多いからでしょうね。

照れた顔とか笑った顔とか、そういう動きのある表情は非常に魅力的です。
逆に言えば、普段のすました顔はごく普通なのですが(^^;
イベント絵の方はとても綺麗ですね。
# エビフライくわえてる葵がラブリー(^^)

ただ、ちょっぴり描き分けが足りてない気がしないでもないです。
キャラクターはみんなそれほど外見的に派手な特徴がありませんので、
なかなか難しいんでしょうけどね。

あと、挿れる前の絵はぜーんぜん普通なのに、挿れた瞬間に全身汗だくの
絵になるというのはかなり違和感(^^;
枚数が足りてないと言うか、間の部分の表現も欲しかったですね。


音声の方は……ややキャラから浮いている人もいますね……。
演技力の方も今ひとつ足りてない人もいて、「言葉」を扱うゲームにしては
ちょっと物足りないかも。
ただ、基本的にあんまり喋らないキャラが多いので(笑)、実はあーんまり
気にならなかったりもするのですが。
それに、私はあーんまり声の違和感とか気にしない方なので、5秒で慣れ
ましたけどね(笑) ただ、叫びの演技とかはちょっと気になる人がいますけど。

あと、音声の録音状態があまり良くない気がします。
レベルがそろっていませんし、ノイズも乗ってますね。
# 音声再生環境の問題? いや、ムービーが見られませんでしたし……。

さらに、表示されているメッセージとセリフが違うところも見受けられますね。
ブレスが入ったりとかそういうレベルではなく。「お願い」が「願い事」に
なっていたり。まあ、さほど気にならない程度ですが。


音楽は比較的静かだったり重い感じの曲が目立ちますね。
まあ、作品の雰囲気が明るく楽しくのーてんきではありませんから、自然と
そうなってしまうんでしょうけど。戦いの時の激しい曲なんかはなかなか
シーンを盛り上げてくれて良いですね。

あと、効果音ですが、教室の扉が閉まる効果音が、すっごい重たい鉄の扉を
閉めるような音なのはどうだろう(^^;
私には木製の開き戸に見えるのですが(笑)


ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れる
……ハズです(^^; いや、私の環境では表示できませんでしたから……。
おまけの場面再生でオープニングを見ることも出来るのですが、それでも再生
されないし……(T_T)
とりあえずムービーファイルを直接見た限りでは、絵の方は静止画を利用した
キャラクター紹介的な物ですね。歌はなしですが、曲が独特の雰囲気を持って
いて作品や絵にばっちり合っているので、歌はなくても気になりません。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、学園で起こる不思議な事件を言霊使いの少女と協力して解決
していく……という話なのですが、シナリオによっては言霊使いの少女こと
真夜はほとんど出てこなかったりもします(笑)

前半部分は学園での日常を描いた雰囲気も明るめの展開。
コミカルな描写やギャグもそれなりにちりばめられていて楽しめます。

「よぅし、てめーら今日も問題起こさず、大人しく群れて教育されろよ」
……ヤな先生だな(^^;

ヤマトナデシコにジョ○レス進化(笑)
スピリットエヴォリューションとかビーストエヴォリューションは?(笑)

挑戦者のゲーリー小田釜がチャンピオンのトトカルチョ=ホモゲイシャに
決めた、必殺のアメンボパンチ……(^^;
# どこから突っ込んでいいもんか、悩むんだが(笑)

そして後半、主人公やまわりの人が事件に巻き込まれていき、それを解決
していというシリアスな展開に。
……なるのはいいんですが、なんか説明も何もなしにいきなりそういう
展開に引きずり込まれ、簡単にあらましを説明されてうやむやのうちに
解決してしまったような気が……(^^;

しかも、なんかすっごい大変な状態になっているのに、最後は「言霊」の
一言で全部解決ですかい(^^;
ちょっといくらなんでも言霊を都合よく使いすぎなのでは……。
まあ、最終決戦に言霊を使うのは別にいいと思うんですよ。なんかもはや
言霊がただの魔法と化しているのは気にしないとして(^^;
しかし、その後のアフターフォローまで言霊でやってしまうのはどうかと。
ちょっと楽しすぎですよね……。

あと、若干イベントの矛盾が見受けられますね。ハコ先輩が2回同じ事を
語ったりとか。
誤字の方もちらほらと。「中断していた思考を再会する」とか。
まあ、どちらもさほど気にならないレベルではありますけど。
# 修正ファイルを入れてどこまで改善されるかは謎。

そしてエンディングですが、歌はまあなかなかいいのですが、絵もなくただ
ひたすらスタッフの名前が表示されるだけというのはちょっと寂しいかも(^^;
しかも、修正ファイルを全く入れていないと、とてもステキなことに(笑)
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は事件が解決するまで(笑)

ワンプレイは3〜4時間でしょうか。それほど長くはないと思うのですが、
メッセージ表示周りの問題で実際より長く感じてしまいます。

難易度は比較的低め。……だと思うのですが、選択肢1つで別のシナリオに
入ってしまったりするので、狙ったシナリオに入るのはやや難しいかも。
まあ、何度かプレイすればどこで分岐しているかはわかると思いますけど。
選択肢の数自体は少な目ですので、何とかなるでしょう。

私は最初ハコ先輩にまっしぐらでプレイしていたのですが、何故か真夜の
シナリオに入って、最後はまたしても何故かハコと一緒でした(^^;
# 一瞬、バッドエンドかと思ったよ……。
総評
お奨め度ですが……難しいですね(^^;
明確に「ここが売り」というものがあまり見えてきませんので……。
ちょっぴりミステリータッチのでちょっぴり切ない作品が好きな人にお奨め?
んー、なんかしっくり来ないなー。とりあえず、フィーリングが合ったらGO!

話としてはなかなか面白く、キャラクターも魅力的で引き込む力はあると
思うんですが、まずシステム面でやや足を引っ張っている感がありますね。
そしてシナリオ的には最後の展開が急すぎ。「言霊」を都合良く使いすぎ。
この2点ですかね。そこまでは非常に楽しくプレイしていたのに、最後に
置いてけぼりを喰らったような感じ(^^;
もう少しラストを丁寧に描いて欲しかったですね。

……とかいいながら、真夜シナリオやハコシナリオのラストの方はかなりの
勢いで好きなんですけどね(笑) 特に真夜、可愛すぎ(^^)

ちなみに私はプレイを始める前のキャラクターお気に入り度は由梨、ハコ、
七海、葵、真夜の順だったのですが、クリアした後はハコ、真夜、葵、七海、
由梨という、見事なまでにどんでん返ってます(笑)
# ハコだけはずっと好きでしたが。

これはもうシナリオの力というしかないでしょうねぇ。
真夜や葵のラストの方の行動なんて、めちゃめちゃ健気で萌えます(^^)
真夜のラストシーンなんて、ちょっとうるうるしてしまいましたよ。
あ、ちなみに一度クリアすると真夜は最後に選択肢が増えるようで、そちら
がトゥルーエンドということになるようですね。確かに萌える(笑)

やっぱ、普段あまり感情を表に出さない娘や強気に振る舞っている娘が
しおらしくなるのって、ホント、いいですよね(笑)


最後に。「やなこった、です」(笑)
# ハコ先輩萌え〜。ハコ先輩を助けるシナリオきぼー(T_T)



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