遠隔操作〜蜜肉に埋めこまれたリモコンバイブ〜
ブランド名 Guilty ジャンル 凌辱アドベンチャーゲーム
発売日 2004.03.26 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(155x223x50mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 682.0MB、CD-DAなし
オナニーボイスCD : CD-DA=399.8MB、CD-DA4トラック
原画 紅葉蛍 シナリオ 新澄しぃ子
音声 あり、ボイスチェンジシステム搭載、一色ヒカル、如月葵、須本綾奈、榎津まお
茶谷やすら、萌原ぷりん、乃田あす実、文月かな、児玉さとみ、北条明日香
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 20箇所 なし
おまけ CG MODE、REPLAY、BGM MODE、SPECIAL
対象属性 凌辱、鬼畜、調教、ストレートロング、女教師、ストッキング、体操服、ブルマ、レズ、
ツインテール、お兄ちゃん、オーバーニーソックス、ショートカット、触覚、ご主人様
1プレイ時間 1〜2時間 お奨め度 5

レビュー
概要
私立学園で非常勤講師をやっている主人公は、女性に言うことを聞かせるのが
大好きという性癖を持っていた。3人の女性をターゲットとした主人公は、その中
から1人を選び、おもちゃにして楽しむ……という、凌辱アドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

瀬戸暁美(せとあけみ)。(CV:須本綾奈、榎津まお)
主人公が授業を受け持っているクラスの学生。大人しく控えめな優等生。
主人公に対し恋心を抱いている。

大谷水穂(おおやみずほ)。(CV:一色ヒカル、如月葵)
主人公とは別の学園で、英語科教諭をやっている女性。真面目で仕事熱心な
熱血女教師。主人公のターゲットに選ばれ、つけ狙われる。恋人がおり、近々
結婚する予定。

中島優衣(なかじまゆい)。(CV:乃田あす実、文月かな)
水穂の受け持っている学生。以前の学園で問題を起こして転校してきた。
悩みを持っており、水穂に相談するが……。

藤原葉子(ふじわらようこ)。(CV:茶谷やすら、萌原ぷりん)
主人公の隣家の住人。家庭教師をやっていたこともあり、親とも顔なじみ。
明るく元気いっぱいの女の子で、主人公に対してストレートに好意を示す。

黒澤。(CV:児玉さとみ、北条明日香)
この地区一帯のごろつきを束ねている存在。正体不明、名前すら不明の謎の
女性。主人公と馴染みで、Hな悪戯をするための便宜をはかってくれる。

絵の方は、ややばらつきがあるものの、可愛らしく色っぽい絵柄。
構図や汁描写も巧みで、なかなかエロいです。
CGもそこそこ丁寧で綺麗だと思います。ただ、頬などが紅潮した表現は、やや
やりすぎな感もありますけど。
立ち絵は、ポーズ変化はありませんが、表情変化はあり。パターンはあまり多く
ないものの、そもそも立ち絵で進むシーンがそれほど多くないため、気にはなら
ないでしょう。

キャラクターは真面目でやや堅物の水穂、大人しく一途な暁美、元気いっぱいの
葉子と、はっきり方向性の違うキャラクターが配置されています。
まあ、当然のように優衣萌えなわけですが。←サブキャラかよ
ちなみに、主人公は現代国語の非常勤講師なのですが、何故か漢文を教えて
いたりします(^^;

音声は1人のキャラに2人の声優さんが声をあてており、好きな方を選べるという
「ボイスチェンジシステム」が搭載されています。
どの声優さんもキャラクターとのマッチングは良く、演技も問題ありません。
最初は嫌がりながらも次第に行為に溺れていく様などが臨場感たっぷりに演じ
られており、感情移入もしやすいです。
さて、この「ボイスチェンジシステム」ですが、その存在意義に疑問を抱きます。
このシステムは、パッケージを見ると「雰囲気の異なる2種類のボイスから、
好きな方を選ぶ」ということが書かれています。しかし実際には、2種類の音声は
どちらも声質や演技の質も似通っており、あまり差がありません。さらに、音声を
選択する際にサンプルボイスなどがないため、「好みの音声」なのかどうかは、
実際にプレイしてみないとわからない、という状態になっています。
これでは片手落ちもいいところで、システムの存在意義すら怪しいです。
こういうのって、2種類の音声のギャップを楽しむものであって、似通った音声を
2種類用意しても、あまり意味がないように思えます。確かにキャラクターとの
イメージは合っているんですが、それなら別に1種類でも問題ないわけで。
このシステムを楽しむとしたら、2人の声優さんの演技の細かい違いを楽しむ、
という感じになるかと思いますが、ちょっとマニアックすぎますね。
普通のライトユーザには、ほとんど恩恵がないように思えます。

音楽は静かでおどろおどろしい曲が多め。というか、似たような曲ばかりという
印象があります。

オープニングはなく、エンディングも曲のみ。
エンディングも、エクストラシナリオをクリアした時のみ流れ、通常は「-END-」と
出てタイトルメニューに戻るだけという潔さに、感動すら覚えます。
システム
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
ホイール機能や音声のリピート再生などはない、必要最低限のシステムという
感じでしょうか。まあ、不便さはさほど感じませんでしたけど。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作の方は比較的軽快。スキップ動作は高速で気持ちいいです。

セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が格納されます。
数としては、選択肢が少なく、エンディングもあまり数は多くないため、これだけ
あれば充分でしょう。
そもそも、1周が短く、スキップが高速なので、あまりセーブをする必要性はない
かも知れません。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。
全てのエンディングを見ると、タイトルメニューにSPECIALが追加され、新たな
ストーリーを見ることが出来るようになります。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は不可です。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、主人公がターゲットを1人選び、毒牙にかける所から始まります。
弱みを握って服従させ、エッチな悪戯をする、という流れになります。

シナリオですが、上の2行の説明で語り終わっています(笑)
弱みを握って言うことを聞かせて、エッチなことをさせる、ただそれだけです。

この作品の基本的な流れはこんな感じになります。

ターゲットを選ぶ→弱みを握って服従させる→リモコンバイブ・ローターで
悪戯する→サブキャラを交えて悪戯する→高まったところで本番

シナリオによってサブキャラが絡まなかったり、自慰強要が入ったりしますが、
だいたいはこんな流れになっています。
ほとんどのシナリオは、上記の一連の流れが1日のうちに終わってしまうため、
ヒロインが次第に快楽に溺れていくという、そういった描写はかなり端折られて
いて、ちょっとあっけなく感じます。
初めての娘でも簡単に行為に溺れ、初体験でも絶頂に達するのは当たり前で、
今ひとつ盛り上がりに欠ける気がします。まあ、その分エロいわけですが。

エンディングは、先にも書きましたが「-END-」と出て、スタッフロールすらも
流れずタイトルメニューに戻るものがほとんどで、あっけないです。
クリア後の余韻も何もなく、拍子抜けですね。

H度はかなり高め。上にも書いたとおり、行為の流れはある程度決まっていて、
バリエーションはあまりないのですが、シチュエーションは様々で、充分楽しめる
かと思います。尺に関しては、シナリオのほぼ全てがHシーンという感じで、特に
後半はひたすらHシーンの連続です。
描写の方も濃厚で、焦らして高めて何度も絶頂させたりと、非常に興奮度も
高いかと思います。

テキストは若干誤字は見受けられますが、さほど気にはならないでしょう。
ただ、文章1つ1つがやや長く、読点が少な目のために、ちょっとだらだら長くて
読みにくく感じるところもありました。
それと、誤字はさほど気にならないとは書きましたが、エクストラシナリオは
かなり誤字が酷く、結構気になりしました。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は様々。シナリオによっては2日で終わったりしますが、日付の
経過が明記されないため、気にする必要はないでしょう。

ワンプレイは1〜2時間。シナリオによってやや差があります。
短いシナリオで、音声を最後まで聞かずにサクサクと進めた場合、30分余りで
クリアできるかと思います。長いシナリオで、音声を全てしつかり聞いて、2時間
といったところでしょう。

難易度は低め。シナリオ1本あたり、片手で数えられるほどしか選択肢がなく、
エンディングもあまり数はないため、さほど苦労することもないでしょう。
バイブの強弱設定によっても先のシナリオが変わってきたりするのですが、
スキップが高速なこともあって、総当たりでもあまり時間はかからないかと
思います。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽エロエロストーリーが好きな人にお奨め。
女性に言うことを聞かせ、Hな悪戯をして、その虜にしてしまうという展開が
楽しめて、各シーンもかなりH度が高いため、充分楽しめるかと思います。
ただ、ストーリー性は極めて低く、たった1日で快楽の虜にしてしまったりと、
墜ちていく過程の描写は短いため、そういった過程を楽しみたい人にはあまり
向かないかと思います。

気になったのは全体のボリューム。1周が短く、エンディングもそれほど数はない
ため、コンプリートするのもそれほど時間はかかりません。
これで定価8800円というのは、ちょっと物足りなさを感じます。
定価6800円ならまあ納得かな、という感じでしょうか。
1キャラあたり声優さんを2人使ったため、予算の都合上低価格には出来ないの
かも知れませんが、そもそもボイスチェンジシステム自体にあまり意味を感じない
ので、声優さん1人でいいからその分安くして、と思ってしまいます。

そして、一番気になったのは、パッケージの煽り文句。パッケージ裏には様々な
煽り文句が書かれているわけですが、ゲーム内容とズレているものが多いように
感じました。
「媚薬とリモコンバイブを与えて」……って、与えたのはただのアルコールでわ?
「インターネットに通じたカメラ」……なんて有効利用してないよね。
「母親の前で自慰行為」……そんなことやってません。
「恋人の前でストリップ」……も、やってないし。
「彼女の自宅にWEBカメラや盗聴器を設置して、監視しながらメールで命令して
みよう」……強請のネタには使いましたが、リアルタイムで監視なんてしてないし、
そもそもそういう描写があるのは水穂だけだし。
確かに全て嘘っぱちというわけではなく、類似の行為はあるにはあるのですが、
煽り文句を見た時に抱く印象と、実際の行為にかなり差があるように感じました。
まあ、「キャッチコピーなんだからいいじゃん。嘘は言ってないし」と言われれば
それまでですが、それを期待してプレイすると、肩すかしを食らうかも知れません
ので注意。

ともあれ、内容はひたすらエロエロで興奮度も高く、声優さんの好演もあって
臨場感もたっぷりですので、簡単お手軽Hゲーが好きな人には、充分お奨め
出来る内容だと思います。

最後に。主人公が作家だとかエッセイストという設定の意味って一体?(^^;


ボイスチェンジシステムって、結局その声優さんのファンに買わせるためのもの
なのかなー、と邪推してみたりして。
……それに見合うだけの売り上げ増加があるかどうかは別として(^^;



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