和姦家族
ブランド名 林組 ジャンル AVG
発売日 2004.03.26 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(166x220x30mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 ゲームディスク1 : 556.7MB、CD-DAなし
ゲームディスク2 : 237.4MB、CD-DAなし
マキシシングルCD : CD-DA=145.9MB、CD-DA4トラック
原画 大泉だいさく シナリオ 林保成
音声 あり、比未子、杏露花梨、涼森ちさと、鮎川ひなた、伴風太、森川明大
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 30箇所+クイックセーブ1箇所 あり(2曲、OP・ED)
おまけ CG鑑賞、シナリオ回想
対象属性 和姦、純愛、萌え、人妻、ストレートロング、義妹、お兄ちゃん、ツインテール、ピンク髪、
リボン、触角、オーバーニーソックス、ウエディングドレス、幼なじみ、緑髪、眼鏡っ娘、
お下げ、紫髪、ボブカット、帽子、先輩
1プレイ時間 約2時間 お奨め度 5

レビュー
概要
主人公は4人家族で、毎日を平和に和気藹々と過ごしていた。しかし、20歳の
誕生日に、父親から「お前は本当の子供ではない」と告げられる。それを知った
主人公は、妹や母親を「女性」として見るようになる。果たして主人公の一家は、
どのように変わっていくのか……という、インモラルAVG。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

沙織(さおり)。(CV:杏露花梨)
主人公の義母。ちょっと口うるさいが、のほほんとした雰囲気の優しい母親。

由宇那(ゆうな)。(CV:比未子)
主人公の義妹。主人公に対して憎まれ口を叩くが、お兄ちゃん大好きっ子。
ちょっぴり嫉妬深く、主人公が他の女性と仲良くしていると拗ねる。

瞳子(とうこ)。(CV:涼森ちさと)
主人公の幼なじみ。おっとりぼけぼけした関西弁天然娘。

愛美(まなみ)。(CV:鮎川ひなた)
主人公の親友の妹。大人しく控え目な性格で、自分の気持ちを上手く相手に
伝えられない。しかし、兄に対しては好き放題。

絵の方は可愛らしい絵柄。ややロリっぽいですね。母親まで可愛らしいのは
ご愛敬。コミカルな表情がとても可愛らしく、見ていてほのぼのします。
瞳子が風呂入ってる時の絵、すげぇ好きかも。
CGの処理も綺麗です。ほんわかとした塗りで、柔らかい印象を出しています。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともあり。会話に合わせてころころ替わり、
アクションも大きいので見ていて楽しいです。
由宇那の立ち絵は、かなりお気に入りです。

キャラクターは家族が2人と幼なじみが2人という、とても身近な関係のキャラが
配置されています。基本的にみんな知り合いなので、ヒロイン同士の会話なども
そこそこ用意されています。

音声はキャラクターとのマッチングはまずまず。演技の方もほぼ問題はないの
ですが、瞳子はちょっとおっとりさ加減が表現し切れていないように感じました。
たまにやたら早口になったりしますし。
それと、後半、特にHシーンで音量がいきなりデカくなることがあって、ちょっと
びっくりします。スピーカーでプレイしている人にとっては、心臓に悪いかも。
もう少し、レベルを合わせて欲しいところですね。

音楽はほのぼのとした曲や軽快な曲が多め。音楽モードがないのが残念。

ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。
歌は明るく爽やかな中にも色っぽさが入っているような感じ。
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。特筆すべき点はなし。

エンディングも歌あり。しっとりとしたちょっと切ない感じの曲です。
システム
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定、
セーブ/ロードなどはキーボードで出来るんですが、各種メニューの操作や、
細かいところはキーボードでは操作出来ないようです。
既読スキップ、未読スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能にも対応しており、音声の再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は軽快。スキップも高速で、ほとんどストレスはないでしょう。

セーブ箇所は30箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、選択肢の数がそれほど多くなく、エンディングの数も多くはない
ため、これだけあれば充分だと思います。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。これといった特徴はありません。

ディスクレス起動可。ただし、CDを入れないとムービーは流れません。
バックグラウンドでの動作は可能です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が本当の子供ではないと告げられるところから始まります。
以前から色っぽい母親や可愛らしい妹を女性として意識しつつあった主人公が、
それを機に本格的に女性として意識し始める、という感じです。

シナリオによって展開がかなり違っており、幼なじみ2人はほのぼの純愛、家族
2人はエロエロ和姦、という感じです。
展開によっては、ちょっぴり陵辱的な展開になったりもします。

H度は並。各ヒロインとも複数回用意されています。ただし、本番は1回だけの
キャラもいます。ただ、全体的に尺の方が短めで、描写も比較的あっさりして
いるために、今ひとつ物足りなさを感じます。
バリエーションもあまり豊富ではなく、基本的に純愛系のおとなしいシーンが
多いため、やや盛り上がりにも欠けますね。

テキストは、誤字がそれほど目立たないのですが、文頭に『。』や『」』が来る
ことが多々ありました。
そして、ゲームは殆ど主人公視点で進むにも関わらず、地の文は三人称と
いうのがかなり気になりました。沙織とかって呼び捨てになってますし。
どうしてこういう文体にしたんでしょうね。理解に苦しみます。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。日にちの経過は描写されますが、日付は明記されません。
まあ、気にするまでもなくあっさり進みます。

ワンプレイは約2時間。かなりあっさり終わります。
共通部分も結構多いため、コンプリートにもあまり時間はかからないでしょう。

難易度は低め。前半の選択肢でルートが決まり、後半の選択肢でエンディングが
分岐するという感じです。ルート分岐の条件はやや判りづらいかも知れませんが、
選択肢の数自体があまり多くないので、何度か試せばOKでしょう。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽Hストーリーが好きな人にお奨め。
幼なじみ2人はほのぼの純愛という感じですが、家族2人はエロエロ和姦で、展開
によっては陵辱的なシーンが入ってきたりします。まあ、陵辱と言っても、本人も
納得している感じの、まさに「和姦」なわけですが。

問題点は、圧倒的なボリュームのなさ。1周が2時間程度で終わる上、シナリオも
大きく2つのルートしかないために、あっという間にコンプリート出来てしまいます。
各ルートも、さらにエンディングが分岐するわけですが、幼なじみシナリオなんて
ほとんどおまけ的なもので、あっさりと終わって拍子抜けです。
Hシーンの数はそれなりに用意されていますが、シーンは短く、ボリューム的には
とても満足できるものではないと思います。

それと、可愛らしい絵柄とほのぼのした雰囲気から純愛系の作品かと思いきや、
結構陵辱的なシーンがあったり、調教エンドみたいなものまであったりして、やや
思っていたものとは違いました。
パッケージの裏面を見れば、このあたりの雰囲気は出ていますので、買う前には
とりあえずパッケージ裏を見てじっくり吟味してください。
ラブラブ純愛物だと思ってプレイすると、ちょっと引くかも知れません。
# それほどキツいシーンはありませんけどね。一応「和姦」ですので。
##「私の穴はアナタのものです。アナタ専用です」なんてセリフが平然と出てくる
##純愛物は嫌です(^^;

可愛らしいキャラと簡単お手軽にHが楽しめる、何も考えず気軽にプレイ出来る
作品ですが、ちょっとボリューム的に物足りない感じが強い作品です。
定価8800円分楽しめるかと言われると、かなり微妙ですね。
純愛ラブラブとはちょっと違う、独特の「和姦」テイストが気に入った人はどうぞ、
という感じでしょうか。
せめて、もうちょっと義母や義妹と体を重ねる背徳感でも出ていればねぇ……。

最後に。「ぎりギリLOVE」の涼子さんらしき人がさりげなく出てるんですけど(笑)
# 瞳子と昼飯のシーン、後ろで酒飲んでる(^^;



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