痴漢者トーマスII
ブランド名 Xuse【吟醸】 ジャンル 魂を揺さぶる痴漢道AVG
発売日 2005.09.02 定価 \9,240
パッケージ 紙製パッケージ(168x232x41mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 DISC1 : 574.5MB、CD-DAなし
DISC2 : 563.8MB、CD-DAなし、Alpha-ROM
原画 みかみたかし、小山まりも シナリオ 哀河童子
音楽 20曲、Matur Sukesema あり(1曲、主題歌)、一条和矢
音声 主人公以外フルボイス、安玖深音、蓮香、かわしまりの、榎津まお吉川華生
成瀬未亜、金田まひる、西田こむぎ
インタフェース ほぼフルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 50箇所 CG枚数 118枚
おまけ MUSIC、MEMORY、GRAPHIC
対象属性 痴漢、陵辱、ギャグ、コメディ、赤髪、ショートカット、女教師、スパッツ、黒髪、
ヘアバンド、お嬢様、人妻、ストッキング、ガーターベルト、巨乳、体操服、ブルマ、
ピンク髪、ツインテール、オーバーニーソックス、母娘丼、スクール水着、猫耳、
ストレートロング、尻尾、お団子頭、ボクっ娘、しましま、学ラン、緑髪、ボブカット
1プレイ時間 7〜9時間 お奨め度 5

レビュー
概要
主人公はカウボーイを目指してアメリカで暮らしていたが、ビザが切れている
ことがバレ、日本に強制送還されてしまう。日本ではカウボーイにはなれない
ことに愕然とした主人公は、電車の中で痴漢と間違われて捕まってしまう。
そこに現れた1人の男に助けられた主人公は、その男に「痴漢道」を説かれ、
その熱き道に興味を抱き、痴漢道を目指すことになる。果たして主人公は、
痴漢道を極めることが出来るのか……という、魂を揺さぶる痴漢道AVG。

このゲームは2003年8月に発売された「痴漢者トーマス」(以下、前作)の続編と
なっています。ただ、内容的な繋がりはほとんどなく、前作の主人公が出てくる
ぐらいですので、未プレイでも楽しめるかとは思います。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

猪熊明日香(いのくまあすか)。(CV:安玖深音)
某学園で体育の教師をやっている女性。体育会系でさっぱりきっぱりした性格。
しかし、自分に自信がなく、男性にもなかなかアタックできない。

新宮司かぐや(しんぐうじかぐや)。(CV:蓮香)
十数年通い続ければ温室育ちの純粋培養お嬢様が箱入りで出荷される
超お嬢様学校(笑)に通っている、理事長の孫にして、弓道部の主将。
# 袴の裾は乱さないように、着物の袖は翻さないように(笑)

妻木志小百合(つまきしさゆり)。(CV:かわしまりの)
夫が海外赴任中のダイナマイトボディの人妻。おっとりのんびりしており、
状況に流されやすい。

妻木志姫乃(つまきしひめの)。(CV:榎津まお)
小百合の娘。明るく元気でしっかり者。子供扱いされることを嫌い、大人に
なりたいという願望が強い。

カナ。(CV:吉川華生)
駅で出会った電波娘。猫耳と尻尾が生えている不思議少女。

尾積知菜(おずみちな)。(CV:成瀬未亜)
学園応援団団長。いつも学ランを着ており、かっこよさを追求している。
しかし、見えないところではおしゃれをしている可愛らしい女の子。

氷堂美琴(ひょうどうみこと)。(CV:金田まひる)
鉄道警備隊特殊部隊カウンターモレスターユニット所属。……何だその部隊(^^;
凛々しく勇ましく格好いいが、実は弱い(笑)
ただし、正義と秩序を愛する気持ちは強く、そのためなら身体も差し出す。

志摩鳥穂乃香(しまとりほのか)。(CV:西田こむぎ)
学園に通う女子学生。明るく優しく優等生。

絵の方は可愛らしい絵柄……なのですが、ややキャラによって、シーンによって
バラつきが大きいような気がします。
CGは明るく発色のいい色遣いで、よく映えていいですね(^^)
立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化はあり。変化のパターンはそれほど多くは
ありません。ただ、メッセージウインドウ横にフェイスウインドウがあるのですが、
そこに表示される表情は、コロコロとよく変わる上に、震えたり頷いたりする
仕草も表現されていて、感情移入しやすいです。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。ただ、みんなどこか抜けているというか、
危機感のない人が多いです(^^;
知菜がぶっちぎりLOVE。めちゃめちゃ可愛らしいのですよー。
カナも好きなんですが、ちょっと狙いすぎ(笑)
# でも、ホントに一番好きなのは、ミニゲームで出てくる女の子だったり(笑)

音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も良好。
結構多くの作品に出ている声優さんを起用しているのですが、その声優さんの
今までのイメージ・よくやってる役とはちょっと違った雰囲気のキャラを担当して
いたり、なかなか新鮮な気持ちで聴くことが出来ました。
カナとか美琴なんて、最初気付きませんでしたし。

音楽はコミカルな曲が多め。アップテンポでノリのいい曲や、物静かな曲、
ほのぼのまったりした曲など、幅広く揃えられています。

ゲームを起動すると、やたらアツい注意事項(笑)のあと、タイトルメニュー裏で
主題歌が流れます。
歌はやたらめったらアツく、格好いいです。なにこの佐々木功(笑)
「A・N・A・Lクラッシャー!」って、ふつーに読むと間抜けなんですがっ。
システム
インタフェースはほぼフルキーボードサポート。メッセージ送りや選択肢決定、
メニュー操作などはほぼキーボードで出来るのですが、おまけメニューや
ログ内の音声再生などはキーボードで出来ないようです。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
1つ前の選択肢に戻る機能も搭載されています。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作はやや重め。スキップ動作も若干重めです。

セーブ箇所は50箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。
数としては、選択肢がほとんどなく、シナリオも一本道ですので、これだけ
あれば充分です。たまにバックアップとしてセーブしておくぐらいでしょう。
なぜバックアップが必要かかは後述。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。と言っても、シナリオが分岐する
選択肢はありませんので、ただ読み進めるだけのノベルっぽいですが。
特徴は、痴漢をする前、ターゲットに近づくためのミニゲーム。
決められた距離を、時間内に障害物(人)を避けて走り抜けるというものです。
障害物の避け方は3種類で、障害物によって決まっていますので、間違えさえ
しなければ問題ないでしょう。
ただ、後半になると、ただ避けて進んでいるだけでは時間切れになるので、
必殺技を使って時間を遅らせたり、距離を縮めたりする必要があります。

このゲームはAlpha-ROMによるプロテクトが施されており、毎回起動時に
ティスクチェックが入ります。そのため、ディスクレス起動不可。
バックグラウンドでの動作も不可です。
主人公の名前は「闘馬筋雄(とうますじお)」固定です。

システム的に気になったのは、しばらくプレイしていると突然落ちること。
1〜2時間プレイしていると、何の前触れもなく落ちてくれるので、ちょっと
辟易しました。いつ落ちるかわからないので、マメにセーブしておくことを
お奨めします。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が痴漢と間違われて捕まり、1人の男に助けられるところから
始まります。その男とは、前作「痴漢者トーマス」の主人公「遠山万寿夫」で、
遠山万寿夫に痴漢道についてアツく語られた主人公は、その心意気に共感し、
自分も痴漢道を究めるべく、遠山万寿夫に弟子入りします。

ゲームは終始コミカルに、またエロエロに進みます。
基本的に女の子に痴漢しまくるだけで、その合間に修行やバイトのイベントが
発生します。それらのイベントはコミカルで、ギャグ・パロディ満載です。
# 「お前に足りないもの、それは! 男、強さ、優しさ! 力、勇気、輝き!」
# ……なに、その宇宙刑事(^^;

最後も、おバカな雰囲気はそのままに、明るく楽しく終わります。
雰囲気が一貫していて、安心してプレイできますね。

展開は非常にご都合主義で、痴漢された女の子の反応なんてあり得ないような
ものがほとんどなんですが、まあいいですよね。バカゲーだし(笑)

あと、ストーリーが一本道で、どの女の子を狙うかの選択権すらなく、ただ
与えられたターゲットに痴漢していくだけですので、「読まされてる「やらされ
てる」という印象は強いです。
痴漢する前にミニゲームがありますが、これも何のためにあるのかわからない
状態ですしね。

そして、基本的に1人ずつヒロインを落としていくので、ヒロイン同士の会話は
皆無で、非常に幅の狭い作品という印象があります。

H度は高め。各ヒロインとも複数回(3回+α)用意されており、尺の方はそれなり、
描写もそこそこ濃厚です。内容は、最初は痴漢して、そこから本番になだれ込む
ものが多いのですが、主人公は何やら変な体質(笑)で、途中に必ずおかしな
イベントが発生します。あり得ないようなアクロバティックなHシーンを展開したり、
何故か分身して輪姦したり。あまりの突拍子のなさに、ぽかーんとすることも(^^;

テキストはちらほら誤字は見受けられますが、それほど気にならないかと。
ノリと勢いとギャグとパロディで突っ切るテキストで、ある意味清々しいです。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。全てのヒロインを落とし、痴漢道を極めるまでです。

ワンプレイは7〜9時間。やや長めですが、基本的に1回クリアしたら終わりです
ので、全体的なボリュームはそれほどでもないです。

難易度は低め。シナリオの分岐はなく、ただ読み進めるだけでOKです。
ミニゲームも、間違えないように落ち着いて障害を避けつつ、必殺技を使って
いけば、難なくクリアできるかと思います。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽コミカル痴漢ゲーが好きな人にお奨め。
クリックポイント探しやターゲット選びなどの手間もなく、簡単に痴漢シーンを
楽しめますし、内容もそこそこ濃くて、バリエーションも豊かで、それなりに
楽しめるかと思います。

ただ、痴漢シーンもただ見ているだけ、シナリオの分岐もなく、誰を狙うかすら
選べず、ただ与えられた物をこなしていくだけという、ゲームとしては物足り
なさが強いです。
システムも不安定だったり、絵柄もばらつきがあったり、ギャグや演出もやや
パワー不足に感じで、全体的にもちょっと物足りなさを感じます。
前作のようなゲーム性や、弾けっぷりを期待していると、ちょっと肩すかしを
くらうかも知れませんね。
せめて、もうちょっと自由度を高くして欲しいところです。クリア順すら選べ
ないというのは、いくらなんでもやり過ぎな気がします。

おバカな雰囲気はいいですし、キャラクターもそこそこ可愛らしくて、H度も
そこそこなのですが、ストーリーの幅がなく、ゲーム性もなく、ヤマもオチも
意味もないので(^^;、やや物足りなさの強い作品です。
でもまあ、簡単お手軽にコミカルな会話や痴漢シーンを楽しむことは出来ます
ので、雰囲気が気に入った人はどうぞ。

最後に。「愛ってなにカナ?」「ためらわないことさ!」(笑)



痴漢者トーマスのレビューを読む  ロビーに戻る  レビュートップに戻る