特命戦隊ユズレンジャー
ブランド名 ANIM ジャンル 戦隊凌辱アドベンチャー
発売日 2005.06.24 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(225x156x50mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 833.3MB(DVD-ROM)
初回特典スペシャルCD : 145.7MB、CD-DAなし
原画 おおたたけし シナリオ 酒井童人
音楽 18曲、きむらたけぞう、月兎(つきうさぎ) あり(1曲、OP&ED)、HINA☆GERU
音声 あり、金田まひる、上条茗、楠鈴音、中瀬ひな、高橋一休、御苑生メイ、
アキラ、SHIN月山かなる、珠ひよこ、Miku、花うるめ、黒須零、綿貫りさ、高瀬聖
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 60箇所 CG枚数 325枚
おまけ GRAPHIC、MEMORY、SOUND
対象属性 変身ヒロイン、戦隊物、触手、陵辱、ピンク髪、ツインテール、リボン、ストッキング、
天然娘、オーバーニーソックス、ポニーテール、スパッツ、青髪、ストレートロング、
金髪、眼鏡っ娘、ボブカット、裸エプロン、緑髪、ガーターベルト、赤髪、ボクっ娘、
ショートカット、お嬢様、タカビー、紫髪、触角、母乳
1プレイ時間 5〜6時間 お奨め度 7

レビュー
概要
『都庁爆破テロ事件』などで世間を騒がせている秘密組織『デマゴーグ』。
デマゴーグは、『麗ヶ先女子学園』に襲撃をかける。そこには、『赤羽 紅葉』
『海野 蒼美』『花園 桃香』の三姉妹もいた。しかし、『紫門涼夏』と名乗る
女性が現れ、三姉妹に不思議なクリスタルを渡す。三姉妹は、クリスタルの
力を使い、『ユズレンジャー』に変身し、デマゴーグと戦う。デマゴーグの
一員である主人公は、ユズレンジャーと戦うことになる。果たして主人公は、
ユズレンジャーを倒し、悪の限りを尽くすことが出来るのか……という、
戦隊凌辱アドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

花園桃香(はなぞのももか)。(CV:上条茗)
三姉妹の三女。三姉妹とは言っても、直接の血のつながりはなく、同じ施設で
姉妹のように育った女の子。ユズレピンクに変身して戦う。
明るく無邪気な元気少女。天然系なうえに、不思議系。ずっこけの天才。

赤羽紅葉(あかばねもみじ)。(CV:金田まひる)
三姉妹の次女。正義の心に溢れる熱血少女。運動神経抜群で、戦闘力も高い。
やや短気で、強気で勝ち気な女の子。ユズレッドに変身して戦う。

海野蒼美(うみのそうみ)。(CV:楠鈴音)
三姉妹の長女。優しく責任感の強い女性。姉妹の姉兼母親的存在として、
みんなをまとめ、面倒を見る。ユズレブルーに変身して戦う。

ユララ・ジャコウ。(CV:アキラ)
悪の秘密組織「デマゴーグ」の幹部。真性のサディストで、女性をいたぶるのが
大好き。高慢で高圧的な女性。

フィズ。(CV:月山かなる)
ジャコウの部下。プライドが高く、自分の計画に絶対の自信を持っている。

アッシュ。(CV:SHIN)
ジャコウの部下。ボーイッシュでさっぱりした女性。直情的で乱暴だが、
義には篤い。

クワント。(CV:珠ひよこ)
ジャコウの部下。大人しく控えめな女の子。主人公のことも疎まず、気に
かけている優しい一面もある。

藤崎麗美(ふじさきれいみ)。(CV:Miku)
麗ヶ先女子学園学園長の娘。我が儘で高飛車。施設で暮らす三姉妹を見下し、
バカにしたような態度を取る。

柴門涼夏(さいもんりょうか)。(CV:中瀬ひな)
ユズレンジャーの創設者で、ボス。三姉妹にクリスタルを授け、デマゴーグと
戦うためにユズレンジャーに変身させる。クールな雰囲気の女の子。

絵の方は可愛らしく、またエッチさも満点の絵柄。触手の雰囲気なども上手く
表現されていて、とても見応えがあります。
CGはやや明るめの発色の言い色遣いで、綺麗に処理されていると思います。
立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化のみあり。変化のパターンはあまり多く
ありませんが、会話に合わせて切り替わるので、感情移入はしやすいです。

キャラクターはユズレンジャー側もデマゴーグ側も、個性豊かなキャラクター
揃い。桃香のドジっぷりがやたら目立ちますが。
クワント萌え。健気でええ娘や(T_T)

音声はやや微妙。デマゴーグ側のキャラや紅葉、涼夏あたりは自然な感じなの
ですが、他のキャラクターは男性も含めてちょっと違和感が。
特に桃香は、なんだかいっぱいいっぱいな感じで、聞いていてドキドキします。
あと、ユズレンジャー側は戦闘シーンで必殺技を叫んだりするのですが、やや
迫力不足な感じで、いまひとつぱっとしません。

音楽はおどろおどろしい不気味な雰囲気の曲が多め。次いで、勇ましい曲が
多くなっています。緊迫感のある曲が多く、シーンを盛り上げてくれます。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
というか、テレビ番組仕立てになっていて、各話の最初にオープニングが流れます。
歌はアツい熱血ヒーロー物っぽい曲……ですが、今ひとつアツくなりきれていない
というか、不完全燃焼というか……。どうせなら、もっと激しくパワフルな曲でも
良かったのではないでしょうか。歌声にやや張りがなくてパワー不足というのも
ありますが、そもそも曲からしてやや盛り上がりに欠ける気がします。
絵の方は、キャラクター紹介的なもの。これと言って目立ったところはありません。
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。ただし、描画でちょっと引っかかる印象があります。
CPU利用率もかなり高めです。
スキップ動作も比較的軽快ですが、やはり描画で引っかかります。
画面効果をなしにすれば、かなり改善されますが。

セーブ箇所は60箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。
数としては、選択肢はそれなりにあるものの、ヒントを聴くことも出来ますし、
比較的わかりやすいため、それほどセーブ/ロードの必要はないでしょう。
まあ、これだけあればなんとかなると思います。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。
選択肢によって、その後のイベントが決定するシナリオ分岐型のシステムに
なっているようです。序盤で、大きく2つにシナリオが分かれます。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は不可です。
主人公の名前は「ダーク・イデア」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公がダーク・イデアとしてデマゴーグに迎え入れられ、麗ヶ先女子
学園襲撃作戦に参加するところから始まります。
そこでユズレンジャーと出会い、以後、彼女たちと戦いつつ、捕まえて調教して
いく……という流れになります。

前半はユズレンジャー達と戦い、捕まえるための準備をしていく感じ。
女性を襲ってエナジーを蓄えたり、いろんな人の知識を吸収したりしつつ、
ジャコウの部下と共に作戦を進行していきます。

後半は、捕まえたユズレンジャーをひたすら調教しまくる展開。捕まえたユズ
レンジャーをおとりに別のユズレンジャーを捕まえたりと、前半の仕込みを
一気に利用してたたみかけるような展開になります。

ラストは綺麗にすっきりハッピーエンド……になるわけもなく、その後が気に
なるような終わり方が多め。続編を期待したい感じです。

特筆すべきは捕まえた女性に対する攻めの豊富さ。女性に襲いかかるとき、
ほとんどの場合、攻め方を選択することが出来、その選択によってその後の
展開が変わるなど、かなり凝った作りになっています。

また、アイテムを持っていると発生するHシーンがあったり、条件を満たすと
見られるシーンも用意されていて、Hシーンを見ていくだけでもかなりの
ボリュームです。

H度はかなり高め。ユズレンジャーについては複数回用意されており、描写も
濃厚。尺はやや短めのものもありますが、回数も多く、充分満足できる内容に
なっていると思います。
サブキャラに関しては、1回しか用意されていないキャラも多いですが、描写は
同じく濃厚ですし、攻め方の幅は充分用意されていますから、たっぷりと色々な
攻めを楽しむことが出来るでしょう。
ただ、内容的には、基本的に触手での陵辱がほとんどで、中にはかなり酷い
陵辱シーンもありますので、触手や陵辱が苦手な人にはキツいと思います。

テキストは誤字はあまり気になりませんが、やや独特のクセがあり、ちょっと
馴染みづらいかも。特に、Hシーンの喘ぎ声は、かなりあり得ない言葉の連続に
なっています。
あと、CGとテキストの差異もちょっと気になりました。CGが差分含めて300枚
以上あるにも関わらず、テキストと差があるのはちょっと勿体ないですね。
ストッキング履いてるのに、真っ白な足とむっちりとしたお尻をむき出しに
して転べるんですか。器用ですね。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。ユズレンジャーを壊滅させたり、正義の心に目覚めたり、
エンディングの条件を満たすとそこで終わります。

ワンプレイは5〜6時間。そこそこやりごたえのあるボリュームでした。
特に後半はHシーンの連続になりますので、一気にプレイするとかなり疲れると
思います。

難易度は並。選択肢の効果は比較的解りやすいですし、「羅眼器」という
ヘルプアイテムもありますので、そんなに悩むことはないでしょう。
ただ、移動する場所によってイベントが異なり、条件を満たさないと手に入れ
られないアイテムがあるなど、全てのイベントを見ようと思うと、やや大変
かも知れません。
総評
お奨め度ですが、戦隊ヒロイン触手陵辱調教物が好きな人にお奨め。
……そーいうゲームです(笑)

ストーリー性とか脈絡とかはあまりなく、ただひたすら女の子を襲いまくり、
ユズレンジャーを捕まえて調教しまくるという、非常に潔い作品です。
主人公の設定で、ちょっとしたストーリーはあるにはありますが、ほとんど
おまけ程度で、特に考える必要もないぐらいです。

ちょっとテキストにクセがあったり、声優さんの演技で物足りなさがあったり、
歌がややパワー不足だったりと、若干気になる点はあるにはありますが、これ
だけ正々堂々と変身ヒロインを触手で陵辱しまくる作品というのはなかなか
ないと思いますし、攻めの内容も幅広く、それなりにボリュームもあります
ので、充分満足できるかと思います。
まあ、シナリオ自体は大きく2本なので、全体としてのボリュームはちょっと
薄めではありますけど。その分、1回のプレイが濃い感じです。

ただし、ストーリー性とか、純愛的な要素とか、ロマンスとか、そういう物は
求めてはいけません。そういうのを求める人は、別のゲーム買ってください。
特に、触手や陵辱が苦手な人は、このゲームのどこを楽しむんですか、という
感じですので。

目的が非常に明確で、パッケージなどから受ける印象そのまんまな作品です
ので、メーカのサイトやパッケージを見て、気に入った人は是非どうぞ。

最後に。ユズレンジャー、組織、脆すぎ(^^;



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