がくと!
ブランド名 銀時計 ジャンル 学園バトル選挙ADV
発売日 2006.03.17 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(162x230x38mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 4.17GB(DVD-ROM)、StarForce
原画 天草帳、ねみぎつかさ騎士二千 シナリオ 木村ころや
音楽 26曲、月兎(wataru) あり(1曲、OP)、飛蘭
音声 女の子のみフルボイス、木村あやか、風音、北都南、天天榎津まお、金田まひる、
草柳順子一色ヒカル涼森ちさと、織田みづき
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 100箇所+クイックセーブ1箇所 CG枚数 244枚
おまけ CG MODE、MEMORIES、MUSIC
対象属性 学園物、ドタバタ、ギャグ、コメディ、幼馴染み、黒髪、ストレートロング、アホ毛、
しましま、お嬢様、金髪、タカビー、着物、リボン、ストッキング、エプロンドレス、
メイド服、ショートカット、オーバーニーソックス、眼鏡っ娘、スクール水着、ピンク髪、
ボブカット、ブルマ、緑髪、体操服、お団子頭、ボクっ娘、女医、白衣、和服、赤髪、
巨乳、銀髪、ツインテール、レオタード
1プレイ時間 4〜5時間 お奨め度 6

レビュー
概要
一流の生徒達が集う超巨大学校、御朱雀学園。このところ風紀の乱れが目立つ
ようになり、生徒会長は責任をとって辞任した。そして、新たな生徒会長の選出
方法は「学斗」と呼ばれる格斗選挙だった。生徒会長になった者は、無条件で
1つ自由に校則を設定することが出来る。生徒会長の座を欲する者、新しい校則を
策定しようと目論む者、純粋に腕試しをしたがる者。様々な思惑が飛び交いつつ
学斗が幕を開ける……という、学園バトル選挙ADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

星野真珠(ほしのしんじゅ)。(CV:木村あやか)
主人公のクラスメイトで幼馴染み。主人公とともに古武道を習っており、
その腕前は学園内でも屈指。おっとりのほほんとした性格で、面倒見は
良い。いつも主人公のことを気にかけている。

近衛麗華(このえれいか)。(CV:天天)
主人公をライバル視するお嬢様。独自の武術を修得しており、その攻撃力は
かなり高い。主人公に対してはすぐ突っかかってくる。真珠のことを尊敬して
おり、非常に丁寧に接する。基本的には真面目で礼儀正しい。

伊則千早(いのりちはや)。(CV:草柳順子)
主人公の後輩で、新聞部。さすらいのジャーナリスト。アホ毛レーダーで
スクープを探知できる。明るく好奇心旺盛な女の子。

諏訪あゆ美(すわあゆみ)。(CV:風音)
前生徒会長。風紀の乱れの責任を取って辞任したが、自分のやり方は正しい
ことを証明するため、再び生徒会長の座を目指して学斗に参加する。
成績は常にトップで知識が豊富で頭の回転も早いが、運動は全くダメ。
根は真面目だが、勝つために手段は選ばない。

進藤ちせ(しんどうちせ)。(CV:榎津まお)
シンクロ部に所属する後輩。スクール水着を制服にするため、学斗に参加する。
明るく純粋で無邪気なお子様。驚異的な瞬発力と頑丈さを誇る。

胡桃沢つくし(くるみざわつくし)。(CV:金田まひる)
陸上部に所属する後輩。ブルマを制服にするために、学斗に参加する。
さっぱりハキハキとした体育会系の女の子。ちせとはライバル同士で、いつも
張り合っている。

京極薫子(きょうごくかおるこ)。(CV:一色ヒカル)
学園の保健医。ほんわかした雰囲気の、親しみやすい先生。本人は自覚して
いないが、フェロモンをまき散らしている。

岬静流(みさきしずる)。(CV:織田みづき)
主人公の先輩で、学園最強を誇る剣術の天才。主人公のことを気に入っており、
ことあるごとに追い回す妄想炸裂娘。愛刀・玉姫を「タマちゃん」と呼ぶ。台無し。
一見クールですっきりした女性だが、かなりお茶目。
# 「片想いでもいいの……2人分愛するから……ごめんムリ……」……早っ(笑)

山賀鏡子(やまがきょうこ)。(CV:涼森ちさと)
バスケ部に所属する先輩。男っぽい性格のさっぱりとした女性。
巨乳だが、女の子扱いされることを嫌う。

西田メアリ(にしだめあり)。(CV:北都南)
選挙管理委員。物静かで控えめな女の子。主人公に対して、何か特別な感情を
抱いているようだが……。

絵の方はとても可愛らしく、活き活きとした絵柄。動きもあり、躍動感に溢れた
絵柄で、見応えがあっていいですね。
CGは明るく鮮やかな発色で見栄えも良く、綺麗に処理されていると思います。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。ポーズ変化はあまり多くないですが、
表情変化は豊かで感情移入もし易いです。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。様々な方向性、属性を持ったキャラが
揃っており、みんな活き活きとしていて魅力的です。
そんな中でも、静流先輩はかなり濃くてステキです(^^)
絵的・キャラ的には、メアリも好きですけどー。

音声はキャラクターとのマッチングはほぼ良し。真珠の声は、ちょっと無理を
しているように聞こえて、聞いていてドキドキしましたが(^^;
演技の方は問題なし。千早の独特の口調……というか、言葉遣いは、ちょっと
違和感を覚えたりはしましたけど。

音楽は明るくアップテンポな曲が多め。次いで、ほのぼのまったりした曲ですね。
作品の雰囲気を明るく楽しく盛り上げてくれます。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌はパンチの効いたなかなか格好いい歌で、力強く勇ましく、作品の雰囲気と
よく合っていると思います。
絵の方はきれいにアニメーションしていてかなりよく動いており、テレビアニメの
オープニングと遜色ないぐらいの出来になっていて見応えがあります。
システム
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートプレイ搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。
動作は比較的軽快。スキップ動作もそこそこ高速です。

セーブ箇所は100箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とメッセージが保存されます。
数としては、分岐も少なく明確で、これだけあれば充分かと思います。
まず使い切ることはないかと。私は半分も使いませんでした。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。条件を満たすと選択肢が増える
シナリオ追加型のシステムになっています。

初回起動時には、シリアルキーコードの入力をする必要があり、同時に
ディスクチェックが入ります。それ以降はディスクレス起動可。
バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「氷川セイジ(ひかわせいじ)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは、生徒会長が辞任し、新たな生徒会長選出方法として「学斗」が開催
されるところから始まります。
参加する気はなかった主人公が、ひょんなことから参加するハメになり、
でも自分からは戦わずに、誰かのサポートをしつつ、互いの距離を縮めて
いく……という、まあお約束な展開です。

前半は学園での日常を描いた明るく楽しいドタバタ劇が描かれます。
各キャラクターの紹介的なイベントがあったり、主人公との関係が描かれたり、
強さや特技などが描かれるなど、ホントにキャラクター紹介的な感じです。

後半は、学斗の戦いが本格的に始まり、各ヒロインの戦う目的が描かれたり、
勝つための方法を探したりという、ちょっとシリアスな展開も混ぜつつ、でも
基本的には明るく楽しく進みます。
あまりドロドロすることもなく、テンポ良くサクサク進むので、プレイ感は爽快
だと思います。

ラストは、「は? 何それ?」と思うような終わり方が多め。
非常にあっけなく、かつ唐突な展開でぶっつり終わることが多いため、かなり
消化不良……というか、ぽかーんとしてしまいました。全然終わっていないと
いうか、謎を残して終わる感じで、かなり気持ち悪いです。
まあ、トゥルーエンドでは一応すっきり解決しますけど……。
# 逆に言えば、トゥルーエンド以外は全部もやもや?(^^;

特筆すべきはストーリーの進行。基本的にヒロインは2人1組で話は進みます。
かなり最後の方にならないと分岐しないシナリオもあるため、やや個別の
イベントには物足りなさを感じることもありました。
また、シナリオによっては対になるヒロインのシナリオは、内容がほとんど
同じだったり、ちょっと面白みに欠ける部分もありました。
逆に、ヒロイン毎に全然違う展開をする場合もあったり、トータルで見ると
様々なタイプのシナリオを楽しめて良かったですけど。

H度はやや高め。ヒロインによって回数にはかなり差があります。1回だけしか
ないキャラクターもいます。尺の方もまちまちで、一瞬で終わる場合もあれば、
2回戦3回戦に突入するようなものもあります。描写の方はやや濃いめですが、
シーンによっては萌え重視だったり、コメディタッチだったりと、方向性が全然
違っていたりもします。
基本的に純愛系のシーンがほとんどですが、一部陵辱チックなものもあったり
します。まあ、それほどキツくはない……というか、お遊びみたいなものなので
苦手な人でも大丈夫と思いますが。
ホントにいろんなタイプのシーンを楽しむことが出来、ひたすらエロエロなもの
から、もはやギャグなシーンまであって、幅広く楽しめます。
Hの最中に三角締めを極められるゲームなんて初めて見ました(笑)
# 騎乗位=マウントなんですね(^^;
##麗華は、いろんな意味で優遇されている気がする……。

テキストはシナリオによってはやや誤字が目立ちますが、テンポは良く、読み
やすいテキストだと思います。
つくしシナリオは、やたら誤字が気になりましたが……。特に、名前の間違いが
多かったから、ですかねー。
「だから俺のボタンはつくしに託す。次は絶対つくしに勝てよ」……は?(^^;
「これって、ちせちゃんの、勝ちだーーーー!」……いや、つくしです(^^;
他にも「つくぢ」とか……。
あと、「WA(1)」って何ですか? 宇宙からのメッセージ?(^^;
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。学斗が終わるまで、です。日付の経過を気にする必要は
全くありません。

ワンプレイは4〜5時間。テンポ良くサクサク進むので、非常にプレイしやすいと
思います。また、ヒロインは基本的に2人1組で進むため、1人をクリアすると
もう1人をクリアするのはスキップを使うとかなり短縮できます。

難易度は低め。選択肢1つでシナリオが分岐するような場合が多く、ほとんど
悩むこともないかと思います。
総評
お奨め度ですが、明るくコミカルなドタバタストーリーが好きな人にお奨め。
キャラクターはみんな活き活きしており、様々な展開が楽しめて、テンポも
良くプレイしやすい作品だと思います。

絵の方も動きがあって、戦闘シーンは躍動感に溢れており、緊迫感もあって、
「学斗」もよく描かれていると思います。
ただ、1人ずつ倒していくようなことはほとんどなく、大きな戦いは1つだけで
あとは策を弄したりうやむやのうちに勝っていたりすることが多いですが、
1つ1つ丁寧に描かれたらウザいですし、この方がテンポも良くて私は好きです。
ちょっとご都合主義に感じることもありますが、これもありかと。
# てゆーか、鉄製ハンマーのフルスイングが直撃したら、普通死にます(^^;
##みんな、超人過ぎますヨ……。

ただ、そもそも学斗に参加することに無理のある人がいたり、何のために参加
しているのかよくわからない人がいたり、そもそも最初から戦う必要なく目的を
達成できる人がいたりと、あーんまり必然性を感じない点もありました。
そもそも、校則を自由に決められるとか、戦いで生徒会長を選ぶとか、設定から
してかなり無理があるわけですけど……。

そして、ラストは唐突に、意味不明に終わることが多く、「で、何だったの?」と
思うことが多いので、ちょっと勿体ないかなー、と思います。
こんな変な設定を出さなくても、充分に楽しめたと思うんですけどねー。
これのせいで、ほとんどのシナリオは意味不明な終わり方をしてしまっている
ような気がします。なんでこんな設定を持ってきたんでしょうね。
まあ、トゥルーエンドが描きたかったから、なんでしょうけど……。

でもまあ、それを差し引いても、キャラクターは魅力的ですし、プレイもし易く
雰囲気も良く、幅広いいろんな展開が楽しめて、Hシーンのバリエーションも
豊富で、笑えてドキドキ出来てエロエロも楽しめる、エンターテイメント性の
高い作品だと思います。絵柄や雰囲気が気に入った人は是非どうぞ。

最後に。「2次元に座標なんかない……あるのは萌えだけだ……」(笑)



ロビーに戻る  レビュートップに戻る