個室病室
ブランド名 アトリエD ジャンル デレアマ系入院生活ADV
発売日 2006.10.02 定価 \6,090
パッケージ 紙製パッケージ(130x191x27mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 1.00GB(DVD-ROM)
原画 さっぽろももこ シナリオ 灰猫
音楽 8曲、Risque Fellow、STUDIO MUSE あり(1曲、OP)
音声 あり、榎津まお、韮井叶
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 40箇所 CG枚数 43枚
おまけ CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞
対象属性 看護婦、純愛、幼なじみ、お姉さん、ナース服、ピンク髪、触角、裸エプロン、
紫髪、ツインテール
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 5

レビュー
概要
北海道在住の主人公は、夏休みを利用してアルバイトのため内地にやってきた。
しかし、そこで事件に巻き込まれ、腕を怪我してしまう。そして、担ぎ込まれた
病院で、幼なじみのお姉さん、のどかと再会する。のどかは新人ナースとして
この病院で働いていた。そして主人公は、のどかの先輩にあたる由佳里に、
のどかを一人前にするために一役買ってくれと頼まれる。そうして主人公は、
のどかの初めての受け持ち患者として入院することになる。果たして主人公の
入院生活はどうなるのか……という、デレアマ系入院生活ADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

小池のどか(こいけのどか)。(CV:榎津まお)
主人公のすごい幼なじみ(笑)
主人公と同じく北海道出身で、ふとしたときに北海道弁が飛び出す。
主人公にはお姉さんぶって接するが、ほんわかおっとり天然娘で、あまり
お姉さんっぽく見えない。

尾羽由佳里(おばゆかり)。(CV:韮井叶)
のどかの先輩で教育係。いたずら好きで、セクハラ発言を繰り返す。
でも、看護婦としては有能で、よく気の付く優しい先輩。
姓をさん付けで呼ばれると怒る。まあ、「おばさん」ですしね(^^;

絵の方は柔らかいタッチのほんわかした可愛らしい絵柄。とても優しげな
雰囲気が伝わってきていいですね。
CGは色遣いが微妙でやや単調な印象はありますが、柔らかい雰囲気はよく
出ていると思います。
立ち絵はポーズ変化・表情変化共にあり。会話に合わせてパタパタと切り
替わりますし、触覚もぴょこぴょこ動いたりと、見ていて楽しいです。

キャラクターはおっとりほんわかののどか姉さんと、セクハラオヤジキャラの
尾羽さん(笑)の2人のみ。潔いですね。
ツンデレお医者さん萌え(笑)

音声はキャラクターとのマッチングはばっちりで、演技の方も文句なし。
優しげな柔らかい雰囲気がとても良く出ていていいですね。慌てたときの
演技なんかはとっても可愛らしいです。
また、のどか姉さんは結構北海道弁を話すのですが、特に違和感もなく
自然に聴くことが出来て良かったです。
# ネイティブな人が聴くとどうかはわかりませんが……。

音楽はゆったりとした綺麗な曲が多め。コミカルな曲も用意されています。
ただ、曲数は少なめで、ずっと同じ曲が流れている印象も。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌は……えーっと、ラップ?(^^;
何とも言えない、微妙なステキソングが流れてきます。ずっと聞き続けていると
洗脳されそうですね(^^;
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。歌の微妙さと絶妙にマッチ
しているような気がしないでもないです(^^;
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常時も音声のリピート再生は可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。スキップ動作は高速です。

セーブ箇所は40箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、エンディングが非常に少なく、分岐もほとんどないため、
これだけあれば充分でしょう。使い切ることはないかと。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は不可です。
主人公の名前は「山木純(やまきじゅん)」固定です。

あと、私の環境だけかも知れませんが、このゲームの起動中・終了後は、
やたらWindowsが不安定になって、落ちることがよくありました。
シナリオ・プレイ感
ゲームは、主人公が事件に巻き込まれて病院に担ぎ込まれるところから始まり
ます。怪我はたいしたことなくて、様子を見るため数日入院する程度でOKなの
ですが、のどか姉さんの勉強のためにちょっと長めに入院することになり、
のどか姉さんの介護を受ける……というお話。

ゲームは終始ほのぼのと進みます。のどか姉さんの仕事ぶりを見つつ、
Hな介護を受けるだけという、なかなかに潔い作品です。

ラストは結構綺麗に締めてくれて、ちょっと予想外でした。(失礼)

H度はやや高め。のどか姉さんに関しては、もちろん複数回用意されており、
尺の方は結構長め。描写の方も比較的濃いめです。
内容としては主人公がお世話されるというものがほとんどで、純愛系の
ほのぼのHばかりです。
1つのシーンでも選択肢によってHのバリエーションが複数あり、なかなか
充実していますね。(お湿りシステムと言うらしい(^^;)
ただ、由佳里さんに関しては1シーンだけで、おまけみたいなものです。

テキストは、初っ端から『。』が行頭に来るステキ禁則文で目眩がしました。
それ以外は、特に気になることもなく、北海道弁も違和感なく読めました。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は1週間。1日ずつプレイしていくタイプです。

ワンプレイは3〜4時間。手軽に遊べる長さですね。

難易度は低め。ストーリーは基本的に一本道で、途中の選択肢によって
途中のイベントが変わるだけ、という感じです。
まあ、一応エンディングは複数あるにはあるのですが。
また、1つのHシーンに複数のバリエーションがあり、コンプリートする
ためには全て見ておく必要があります。まあ、シーン回想モードにフリー
エッチモードというのがあって、バリエーションのあるHシーンをプレイ
できるようになっていますから、そこで全て回収は可能ですけど。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽ライトHストーリーが好きな人にお奨め。
何も考えずにプレイできますし、1周も短めで、サクサクとプレイする
ことが出来るかと思います。
H度もそこそこ高く、キャラクターも魅力的ですし、ストーリーも結構
自然で、ぶっとんだ展開ながらもそんなに不自然さを感じません。

ただ、内容としてはのどか姉さんの仕事ぶりを見ながら介護を受けて、
成長を見守るだけという単調なもので、1つ2つほろっとするイベントが
あったりもしますけど、基本的にHしまくる作品ですから、あんまり
お話しに期待はしない方がいいでしょう。

また、定価は安めに設定されていますけど、それにしてもボリュームは
薄く、ややコストパフォーマンスは悪く思えます。

でもまあ、気軽に楽しめますし、のどか姉さんが気に入って、懐に余裕の
ある人は是非どうぞ。
ただし、由佳里さん萌えの人は、あんまり期待しないように(^^;

なお、同ブランドの前作である「ナースのお勉強」のキャラがちらっと出て
来ますので、知っている人はニヤッと出来るかも。ホント一瞬ですが。

最後に。いくら個室だからって、あんなにHしまくるのはどうだろう(^^;



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