妹に! スク水着せたら脱がさないっ!
ブランド名 はむはむソフト ジャンル 「妹」+「スク水」大好きAVG
発売日 2007.12.21 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(169x232x42mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 4.03GB(DVD-ROM)、Alpha-ROM
SUPER DIGITAL HAM-2 : 341.5MB、CD-DAなし
原画 池田淳 シナリオ Hatsu、闇軍師
音楽 17曲、下地和彦 あり(1曲、OP&ED)、
fripSide NAO Project #4
音声 主人公以外フルボイス、佐々木あかり、あさり☆、森川陽子、天天、加古川高
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 80箇所 CG枚数 93枚
おまけ CGモード、かいそうモード、サウンドモード、おまけ、エンディングかくにん
対象属性 スクール水着、妹、学園物、ショートカット、お兄ちゃん、オーバーニーソックス、
幼馴染み、緑髪、ボブカット、しましま、スパッツ、ツンデレ、浴衣、関西弁、
ブルマ、体操服、黒髪、ストレートロング、母乳、ハーレム
1プレイ時間 2〜6時間 お奨め度 7

レビュー
概要
スクール水着に並々ならぬ執着を見せる主人公。ある日、妹が、主人公の
ために、スクール水着を着てあげると言う。一も二もなくお願いする主人公。
そして、周りの人達も巻き込んだ、スク水三昧の毎日が始まる……という、
「妹」+「スク水」大好きアドベンチャーゲーム。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

相沢萌(あいざわもゆ)。(CV:佐々木あかり)
主人公の妹。いつも笑顔で優しい女の子。ちょっぴりヤキモチ焼き。
お兄ちゃんのことが大好きで、お兄ちゃんのためにスクール水着を着る。

間宮すくる(まみやすくる)。(CV:あさり☆)
主人公の幼馴染み。主人公に対してはツンツンした態度を取るが、流されやすく
すぐに丸め込まれる。恥ずかしがり屋で、Hなことを言われるとパニックになる。

鈴原恵子(すずはらけいこ)。(CV:森川陽子)
主人公の友人・一剛の妹。明るく元気な関西弁娘。ムードメーカー的存在。
気さくで親しみやすい性格。シモネタも平気で、主人公とは漫才のような会話を
繰り広げる。水泳部所属。

みちる。(CV:天天)
萌の友達で、萌のことが大好き。そのため、萌と親しい主人公を敵視する。
常に萌のことを中心に考えて行動する。

絵の方はほんわかとした雰囲気の可愛らしい絵柄。表情やポーズも活き活きと
していて、魅力的だと思います。
CGは明るく発色のいい色遣いで、丁寧に処理されていると思います。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。アクションが大きく表情豊かで、
会話に合わせてコロコロと切り替わるので、見ていて楽しいです。
特にすくるは非常に表情豊かで、コミカルな表情も多くて面白いです。

キャラクターはみんな年下で、妹的な存在のキャラばかりです。……みちるは
ちょっと違う気もしますけど。みんな個性豊かで性格は全然違うため、いろんな
タイプのイベントを楽しむことが出来ます。

音声はキャラクターとのマッチングは良く、演技の方も問題なし。
恵子の関西弁も、そんなに嘘くさくなくていいですね。まあ、関西弁というか、
播磨弁な気がしますけど。

音楽は明るくほのぼのとした雰囲気の曲が多め。楽しい雰囲気を醸し出して
くれます。みちるクエストのPSGくさいBGMもナイスです。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌はポップで可愛らしい歌。合いの手が入ったり、歌詞も面白くて、楽しい曲
ですね。
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。部分的にアニメーションが
入っていたり、演出はなかなか凝っていると思います。
システム
インタフェースはマウスカーソルのキーボードエミュレーションによるフルキー
ボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。描画で若干引っかかる感じではありますが。
スキップ動作は高速です。

セーブ箇所は80箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。
数としては、結構自由度が高く、エンディングもそれなりに多い作品ですが、
セーブ/ロードを駆使してなんとかするようなタイプのゲームではないと思い
ますし、これだけあればなんとかなるでしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。
ただし、選択肢はHシーンのもののみで、イベントの分岐は誰のイベントを
見るか選択することで決定されます。
また、条件を満たすと、同じキャラでも旧スク/新スクが選択でき、全く別の
イベント・エンディングを見ることが出来ます。
さらに、2人同時に選択することが可能で、条件を満たしていれば、2人同時の
イベントを見ることが可能になります。
そして、条件を満たせば新たなエンディングを見ることが出来るようになる、
シナリオ追加型のシステムになっています。
エンディングについては、タイトルメニューのエンディングかくにんから、
どれを見たのか確認できるようになっています。

特徴としては、旧スク/新スク切り替えの他に、くつ下着脱機能があります。
これは文字通り、イベント中にくつ下(ニーソックス/ハイソックス)を着けて
いるかどうかを選択するものです。
また、イベントの進度を一目で確認できる「進行表」が用意されています。
2人同時のイベント等はイベントの進行度に影響するため、進行表で確認しな
がら試行錯誤することになるでしょう。

また、条件を満たすと、エンドレスモードという、期間が過ぎても終わりに
ならないモードが選べるようになります。

さらに、条件を満たせば、みちるクエストというおまけゲームをプレイできる
ようになります。これは、選択肢決定型のRPGになっています。おまけなので
詳しい説明は省きますが、結構遊べる、凝った内容になっています。

本作にはAlpha-ROMによるプロテクトが施されており、初回起動時にディスク
チェックが入ります。それ以降はディスクレス起動可。
バックグラウンドでの動作は可能です。
主人公の名前は「相沢拓斗(あいざわたくと)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が妹にスクール水着を着せてハッスルする所から始まります。
スク水好きの本領を発揮し、周りの人にスク水を着せていく……という話。

ストーリーは終始コミカルにHに進みます。女の子にスク水を着てもらい、
Hなことをしまくります。……それだけです(^^;
スク水を着てもらってHをしていくうちに、どんどんそれがエスカレートして
いって……という感じです。

最後はご都合主義で力業な印象はありますが、とてもこの作品らしい終わり方
という感じです。

特筆すべきは、主人公のキャラクター。
主人公はスク水が好きで、スク水のことを第一に考えるという点が大前提で、
行動も一貫しています。そのためとてもわかりやすく、入り込みやすいです。
……まあ、感情移入出来るかどうかは別ですが。変態ですし。
ただ、女の子の嫌がることはしないといいながら、みちるに対しては平然と
陵辱チックなことやってましたけどね(^^;

また、作品の売りはスク水ともうひとつ「妹」があるんですけど、実際の妹は
萌だけなのでどうするのかと思ったら、他のキャラクターもみんな最後には
主人公のことをお兄ちゃんと呼ぶようになったのはびっくりです。
あまりの強引さに、むしろ清々しさを覚えました。みちるはありえねぇ。

H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺の方はそこそこ。
描写は比較的濃いめです。2回戦も用意されています。
みんな初めてなんですが、だんだんと馴染んでいって、最後にはエロエロに
なっていく様が描かれていて、なかなか良かったです。
そして、なんと言っても特筆すべきは、全てのHシーンがスク水着用ということ。
この作品の最大の売りでもあるわけですが、ここまで徹底されると脱帽です。
ただ、常にスク水を着ているため、恵子の巨乳が今ひとつ活かされていない
のはちょっと勿体ないかな? と思いましたが。
また、基本的には合意の元に行われるんですが、みちるだけは陵辱チックな
シーンが多いので注意が必要です。まあ、私はそんなに嫌な気持ちにはならな
かった……というか、むしろノリノリでしたけど。

テキストはちらほら誤字(というより脱字)は見受けられましたが、そんなに
気にはなりませんでした。ただ、『。』や『」』、『!』が行頭に来ることが非常に
多く、それはちょっと気になりました。
テキスト自体は、テンポ良く読みやすいと思います。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は約1ヶ月。1日ずつ進みます。条件を満たせば、期間より前に
エンディングを迎えることになります。また、エンドレスモードでは、この期間
制限がなくなり、エンディングの条件を満たすまでずっとプレイを続けることが
可能になります。

ワンプレイは2〜6時間。進め方によってかなり変わってきます。
1つのイベントのみ集中的に進めれば、2時間ちょいでクリアが可能です。
逆に、各イベントをまんべんなく進めると、6時間超になるかと思います。
共通イベントは少ないですが、何度も同じイベントを見ることになるため、
2周目以降はスキップを使えばかなり短縮できます。また、1度見たイベントは
そもそも描写しないようにすることも可能です。

難易度はやや高め。基本的に狙ったキャラのイベントを進めていけばいいの
ですが、イベントを進めるためには条件が必要なキャラがいたり、2人同時の
イベントもあってその条件を見つけるのも大変で、コンプリートしようと思うと
結構手間はかかるかも知れません。
また、条件を満たすとプレイできるようになるおまけの「みちるクエスト」を
クリアした時にもCGがあるため、コンプリートしようとするとこれもクリア
する必要があります。ちなみにこれ、ヘタすると本編より時間がかかります。
総評
お奨め度ですが、スクール水着好きな人にお奨め。
スク水に特化した作品で、目的が非常に解りやすく、徹底されています。
Hシーンは全てスク水着用、学園生活でも制服の下にスク水を着せるなど、
もうスク水まみれです。スク水に対する愛情、もはや執念のようなものすら
感じてしまいます。
しかも、旧スクと新スクで全く別のイベントが用意されていたり、それに
よってエンディングも違っていたりと、もうごめんなさい、という感じです。
一応「妹」も売りなんですが、こちらはあまり期待はしない方がいいかも。

ストーリー性なんかはほとんどなく、ラストはかなり強引な終わり方を
したりもするんですが、スク水の前にはそんなもの関係ありません。
ただひたすらスク水を楽しむ、それがこの作品の正しい楽しみ方でしょう。
細かいことは気にしてはいけません。丸めてポイです。

全体的に見てもこれと言った大きな欠点は見当たらず、スク水に対する
こだわりもとより、システムも結構凝っていていろんなギミックが入って
いますし、ボリュームも結構あっておまけ要素も盛り沢山で、とてもよく
まとまった、意欲的な作品だと思います。

問題があるとすれば、本気でスク水ばっかりなので、スク水に対して理解の
ない人には辛いといことぐらいでしょうか。まあ、そういう人は、最初から
この作品には見向きもしないとは思いますが。
逆に、少しでもスク水に対して理解のある人であれば、作品としてはなかなか
遊べる作品だと思いますので、お奨めできるかと思います。
スク水とキャラ萌えに特化した潔い作品です。

お奨め度は 7 としていますが、スク水が大好きな人なら、+1しても差し支え
ないと思います。最初、うっかり 9 を付けそうになってしまいました(^^;

最後に。確かにスク水はいい。しかし足りないものが1つある。
それは……ゼッケンだ! ←黙れよ
胸のところに名前(もちろんひらがな)を書いたゼッケンが付いていれば、
もっと良かった気がするのですが……。
特に恵子。巨乳+旧スク+ゼッケンは、破壊力絶大ですよね? ←聞くなよ


みちるの苗字、それは予想してなかった(^^;
言われてみれば、ちらほらと伏線がありましたね……。びっくりしました。



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