怪奇! ドリル男の恐怖 | |||
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ブランド名 | TETRATECH | ジャンル | 館探索系アドベンチャーゲーム |
発売日 | 1999.09.24 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | B3用紙 |
DISC容量 | 377.6MB、CD-DAなし | ||
原画 | 泰田パトリオット | シナリオ | ドリルマスターD |
音声 | あり、宇佐美桃香、青山ゆかり、岩泉まい、ダイナマイト☆亜美、白井綾乃 | ||
インタフェース | キーボード不可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 9箇所(各キャラ3箇所) | 歌 | なし |
おまけ | CG鑑賞モード | ||
対象属性 | ドリル、バカゲー、館物、黒髪、ストレートロング、赤髪、ポニーテール、ロリ、 ツインテール、金髪、ボブカット、メイド、セーラー服、巫女装束、エプロンドレス、 バニー、シスター、体操着、ブルマ、ウエイトレス、看護婦、猫耳 |
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1プレイ時間 | 1〜5時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
旅行に来たが地図を無くしてしまい道に迷った三姉妹。さまよい歩いている うちに古ぼけた洋館に辿り着く。雨も降ってきたのでその館に入って一休み しようとするが、その館は謎のドリル男・リンガリンガが潜む恐怖の館だった。 果たして三姉妹の運命は如何に!? …という、一見スリルとサスペンスの館脱出 ものに思えるゲームです(笑) パッケージですが、まるで昔のプラモデルのような紙パッケージ(^^; マニュアルもプラモデルの組み立て方書いた紙みたい…。 # 徹底してますね(^^; ゲームの目的は館から脱出することですが、マニュアルには「彼女たちが 館内の有象無象にいじめられているシーンを見たいとお思いでしたら、 積極的にトラップにかかる事をお勧めします」などという身も蓋もない ことが書いてあったりします(笑) # でも、どこにトラップがあるかわからない…。 で、封入特典でメンコが入っているのですが、マニュアルには懇切丁寧に メンコの遊び方とマル秘テクニックが載っています。 それはもうメンコのチューニングの仕方まで。←チューニングってあんた(^^; # 「セロテープでぐるぐる巻く」「糊で貼って2枚重ね」…それは反則だろ(^^; メンコにはドリル男リンガリンガの秘密が書いてあって、武器なんかも説明 されているのですが…バカすぎ(笑) # 女の子は絶対傷つけないように出来ているらしい(笑) ##男は一撃でスライスするのに…(^^; そして、発売を記念して金のドリルプレゼントキャンペーンが行われました。 …い、いらない…(^^; # 正確には「金(に塗られた)のドリル」だそーで。 あと、CDの入っているシートもイケてます。 「全世界を震撼させたあの衝撃の作品! 全トラックL.A.にてレコーディング リンガリンガ待望のファーストアルバム!!ここに完成!!」 …いつからこのゲームはリンガリンガのアルバムになったんだ?(^^; # 16ビット/モノラル(爆笑) ←ショボすぎ(^^; てな感じで、ゲームをプレイする前から様々な趣向が凝らされていて 楽しめます。 |
システム |
インタフェースはマウスのみ。反応もちょっと鈍くてストレス溜まるかも…。 あと、普通のゲームは「マウス必須」と書かれていても、グラインドポイント やトラックボールでも遊べる物が多いですが、このゲームはほぼマウス必須です。 何故かというと、ドリル男に襲われたり危険な状態になったとき、マウスを 激しく左右に動かせば危機から逃れることが出来るんですが…私は普段は リングマウスを使っているので、まず逃げられません(^^; どう考えてもそんなに素早く左右に動かせないんですけど…(^^; # 見つかったが最後(笑) いくらなんでもこれでは辛いので、ふつーのマウスを使ってプレイしましたが、 それでもかなり必死で左右に動かさないとダメ(^^; ちょっと気を抜くとすぐに掴まってしまいます…。 せめてボタンの連打とかならマシだったかもしれまませんけどね…。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作の方はやや重め。しかもリアルタイムで進んだりするのでちょっと 辛いかも。素早く逃げたりどこかをクリックしたくても、反応が遅くて 間に合わない場合が…。 効果音が鳴っているときは、効果音が鳴り終わるまで操作を受け付けないという 仕様はちょっといらいらしますね。 セーブ箇所は9箇所。ただし、セーブ箇所はヒロインそれぞれ個別に管理されて いますので、1人あたり3箇所となります。…少なっ(^^; まあ、それほどセーブ/ロードは必要ないかも知れませんけど、せめてもう少し 欲しいところですね…。 セーブ/ロードは落ち着いた状態であれば随時可能。ドリル男に追いかけられたり しているときはセーブ/ロードは出来ません。 システム的には移動場所選択&クリックポイント探し型のアドベンチャー。 館の中の各部屋を周り、あちこちを調べることによって館を脱出するための 鍵となる物を探していくという感じです。 ただし、館の中にはドリル男が徘徊していますので、ドリル男から逃げつつ 探索を行う必要があります。もしドリル男に追いかけられたら、どこかに 隠れてやりすごすか、アイテムを使って撃退する必要があります。 しかも、ゲームはリアルタイムに進んでいて、プレイヤーがずっと同じ 部屋で止まっていても、ドリル男はあっちこっちをうろついていて、 放ったらかしておくと襲いかかってきます。 近づいてくると効果音が入るので、それを聞いたら素早く逃げないと いけません。このシステムはなかなか緊迫感があっていいですね。 あと、女の子が着ている服の枚数が残り体力を表していて、全て脱がされ るとゲームオーバーになります。館内にはいろんな服が用意されていて、 バニースーツやメイド服や巫女服もあったり。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 高塚雪乃。三姉妹の長女。おっとりのんびりマイペース。 高塚葉月。三姉妹の次女。ボーイッシュで乱暴者(笑) 高塚彩花。三姉妹の三女。好奇心旺盛なロリっ娘。 ドリル男リンガリンガ。左手にドリル、右手に万力、そして股間には ガトリングという、謎の生命体(笑) 他にも謎の女性やメイドさんがいたりしますが、割愛。←をい(^^; 絵の方は、シーンによってややばらつきは感じられるものの、そこそこ 可愛いですね。ちょっと丸っこい感じ。 やっぱ彩花萌えでしょう(^^) 声の方はキャラクターに合っていてなかなか良い感じ。 ただ、彩花は「お姉ちゃん」より「お兄ちゃん」と言って欲しい(笑) 演技の方も問題ありません。 音楽の方は…あんまり印象に残ってません(^^; というか、音楽よりも効果音の方が印象強いので…。 ドリル男が近づいてきたときはドリルの音がして、近くなればなるほど 足音が大きくなったりと、なかなか臨場感があっていいですね。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは3人姉妹が道に迷って雨宿りのために館に入るところから始まります。 そして、3人の中の誰の視点でプレイするかを選択します。 つまり、ストーリーが大きく3つにわかれるわけですね。 私は当然のように彩花で始めました(笑) ゲーム自体は、危機を避けることさえ出来ればあとは謎を解きつつ館から 脱出するだけなので、時間さえかければそんなに難しくはないと思います。 ここに隠れれば必ずドリル男をやり過ごすことの出来るポイントもあり ますから、ドリル男に逢ったらそこに逃げ込めばいいですし。 ただ、各部屋のアイテムを総当たりで調べないといけないので、ちょっと かったるいですね。いちおーヒントをくれる謎のツボがあるのですが、 一度質問をするとしばらくは答えてくれないので時間がかかります。 なので、ほとんど何もヒントのない状態で、手探りであちこち調べるハメに なりますから、多少めんどくさいです。 ゲームの目的は館から無事脱出することですが、全ての罠をくぐり抜けて 脱出してしまうと全然18禁ゲームじゃありません(笑) てなわけで、イベントを楽しむためにはワザと罠にかからないといけません。 ええ、マニュアルに書いてあるとおりに(笑) 罠にかかってゲームオーバーになっても、その場からすぐにコンティニュー 出来ますから、安心して罠にかかりましょう(笑) ただし、特定の服装でしか発生しないイベントもありますから、服をなくして しまわないようには注意しないといけませんけど。 # 1度着たり、破られたりしたらなくなってしまいます。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は…館から脱出するまで(笑) ワンプレイは1〜5時間といった所でしょうか。やたら幅がありますが、 プレイ時間は、どれだけ効率よく脱出に必要な鍵となる物を見つけるかでかなり 変わってきます。全てすんなり見つけられれば1時間もあれば終わるでしょう。 逆に、延々と各部屋を探し続けていると4〜5時間はかかると思います。 難易度の方は前述の通りゆっくり時間を掛けて各部屋を調べていけばさほど 難しくないとは思います。ドリル男に見つかっても、マウスぶるぶるで逃げる ことは出来ますし…。 ただ、各ヒロインに服装がいくつもあって、服装によって発生するイベントが 変わりますから、全CGを集めるのはかなり大変です。 さらに、対象キャラクターが3人いますから、3人とも全てのイベントを 見ようと思うと結構大変かも知れません。 |
総評 |
お奨め度としては………微妙ですね(^^; ドリル男はやたらインパクトあるんですけど、実はそれだけなんですよね…。 ゲーム自体は地道な作業で、動作がやや重くちょっとかったるいですし…。 まあ、館脱出物が好きで、緊迫感を味わいたい人ならイケるかな? ドリル男のインパクトに惹かれた人もいいかも知れません(笑) あ、メイド服や巫女服、バニースーツにアンミラ風衣装、セーラー服まで 出てきますし、本物のメイドさんも出てきますから、そーいう属性のある 人はいいかも(笑) 全ての服を見つけるのはやや大変ですけどね。 とにもかくにも、プレイする前のインパクトが全ての作品です。 そのインパクトに負けた人は、プレイしてみましょう(笑) 最後に。リンガリンガ、そのガトリングは何の意味が?(笑) |